借金の返済を免れようと宮城県大崎市の知人男性の家に放火し殺害した罪などに問われている女の判決公判が開かれ、仙台地方裁判所は求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは住所不定、無職の岩崎恭子被告（47）です。

岩崎被告は2020年1月、大崎市内に住んでいた知人男性（当時72歳）を睡眠薬で眠らせたうえ住宅に火をつけて殺害し、およそ1000万円の借金返済を免れた強盗殺人や放火などの罪に問われています。


岩崎被告はこれまで一貫して無罪を主張していました。10日の裁判員裁判の判決公判で仙台地裁の大川隆男裁判長は「被告以外の第三者による犯行は不可能で、男性から借金の返済を求められ追い詰められていて、殺害の動機があった」と指摘。

「睡眠薬で眠らせてから火をつけるなど計画性のある危険な犯行だった」として求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。

岩崎被告の弁護人は、「被告と相談して控訴するかどうか判断する」とコメントしています。

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