2022年8月16日 11時30分

 猛烈な暑さが続く中、エアコンを止め、閉めきった車の中で肉が焼けるのかを検証する動画がインターネット上で話題だ。

 熱中症の危険性を広く伝えるため、前橋市や群馬県高崎市で焼き肉店を営む「ホルモンしま田」が制作・配信した。

 「炎天下の車内に置き去りにされた子どもが亡くなる悲劇が絶えない。熱中症の危険性を訴えたかった」 同社の担当者はそう話す。動画は約6分。前橋の最高気温が38~39度との予報が出た日の午前中に実験し、その様子を撮影した。

 実験は、上州牛のもも肉をアルミホイルで包み、車のダッシュボードの上に置き、時間の経過とともに肉の温度や車内の温度を測定するもの。冷蔵庫から出した直後の肉の芯温は12度ほどだったが、約3時間後には65度くらいになった。

 車内の温度も実験開始とともにじわじわ上昇し、最終的に70度を超えた。「車内での撮影は危険なのでフロントガラス越しに撮影しました。肉を取り出したときは熱々で、持つのも大変でした」と担当者。肉はしっかりと中まで熱が通っており、食べることができたそうだ。

 7月24日に動画サイト「YouTube(ユーチューブ)」で配信したところ、これまでに60万回以上再生された

ソース https://news.livedoor.com/lite/article_detail/22684403/