2022/8/17 20:57

「伝説の電通マン」「雲の上の存在」。大手広告代理店「電通」の関係者らは、東京地検特捜部が17日、受託収賄容疑で逮捕した東京五輪・パラリンピック組織委員会元理事で、電通OBの高橋治之(はるゆき)容疑者(78)について、こう口をそろえる。

高橋容疑者は慶応大学を卒業後、昭和42年に電通へ入社。2002年に開催された日韓ワールドカップ(W杯)の誘致にも深く携わったことで知られ、国際サッカー連盟(FIFA)や国際オリンピック委員会(IOC)の幹部らと太いパイプを築いた。自他ともに認める日本のスポーツビジネスの第一人者だ。

電通関係者は「交渉ではこびることが一切なく、相手の心をつかむのが天下一品。ギリギリを攻める仕事が得意」と話す。

電通時代には部下を連れてプライベートジェットで海外へ食事に行くなど、豪放磊落(らいらく)な面も。専務、顧問を務めて電通を退社後は、コンサルティング会社「コモンズ」代表となり、スポーツビジネスのコンサル業を手がけていた。

ソース https://www.sankei.com/article/20220817-OIWTNGFWTFIEXLLKZVPR4CXDHE/?outputType=amp