ロシアのショイグ国防相は21日、国営テレビで放映されたインタビューで、ウクライナ侵攻に伴うロシア側の戦死者が5937人に上ったと明らかにした。

 国防省は3月下旬に死者1351人と発表後、更新していなかった。

 ショイグ氏は「長らく明らかにしてこなかったが、触れざるを得ない」と弁明した。21日にプーチン大統領が発表した予備役の部分的動員令で、国内に動揺が広がることを念頭に置いた「情報公開」とみられる。

 ただ、公式発表の数字の正確性には疑問があり、米国防総省は負傷者も含めたロシア軍の損害を「7万~8万人」と推計している。

 ショイグ氏はまた、ウクライナ側の損害について「10万人以上」と主張。内訳は死者約6万1000人、負傷者約4万9000人と述べた。 

時事通信

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