新幹線運休でリニア必要論高まる…着工認めない静岡県知事は「神奈川県のせい」と主張、「責任転嫁」と批判の声も
9/24(土) 16:50配信
SmartFLASH

 台風15号がもたらした大雨の影響で、東海道新幹線は9月23日夜から運転を中止した。3連休で影響を受けた人は多く、駅は払い戻しを求める乗客であふれるなど、大混乱となった。東京、名古屋、新大阪の3駅では新幹線の車両を開放。Twitterでは「列車ホテル」がトレンド入りした。

 この事態にSNSで多く見られたのが、「リニア新幹線」を望む声だ。

《こういう大雨で東海道新幹線が止まったときのためにも、リニア中央新幹線は早く開通してほしい》

《東海道新幹線が雨で止まってるの見ると、ほとんどの区間がトンネルのリニアってやっぱバイパスとして有効じゃんね》

《リニア新幹線って台風とか荒天の時に静岡区間でよく止まる東海道新幹線のバックアップ的な意味もあるってことを理解してる人は意外に少ないのかも》

 だが、期待のリニア実現はまだまだ先となりそうだ。JR東海ではリニア中央新幹線の東京―名古屋間の開業を2027年としていたが、現時点で開業のめどは立っていない。

「静岡県が着工を認めていないからです。2027年開業には、遅くとも2020年中ごろまでに準備工事を始める必要がありましたが、まったくめどが立っていません。

 静岡工区は大井川の上流にあたり、工事による水量低下が静岡側のおもな反対理由です。

 JR東海は、湧水は全量大井川に戻すと約束しているのですが、川勝平太・静岡県知事は『一滴たりとも渡さない』という強硬姿勢で、まったく聞く耳を持たないのです」(社会部記者)

 川勝知事の姿勢には以前から批判の声があるが、ここへきてさらに厳しく非難される事態となっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3103f0c8d611f86d0805bab2e00c2ad282282b9d