米ツイッターのオーナーであるイーロン・マスク氏が21日にもさらなる従業員の解雇を検討していると、事情に詳しい関係者が明らかにした。17日には多くのエンジニアが離職し、今回の削減対象はセールスやパートナーシップ担当者という。

  マスク氏はツイッター従業員に既に、長時間の激務を伴う「ハードコアな」職場環境にコミットするか、それとも去るか、最後通告を突き付けていた。社内事情だとして匿名を条件に語った関係者によると、退職を選んだ技術系従業員は、セールスやパートナーシップ関連担当者との比較で予想よりも多かった。

  これを受けてマスク氏は18日、セールスやパートナーシップ担当部門幹部にさらなる従業員解雇に同意するよう求めたが、マーケティングおよびセールス担当幹部のロビン・ウィーラー氏とパートナーシップ責任者のマギー・スニーウィック氏は拒否したと関係者は述べた。その結果、両氏ともに失職したという。

  ウィーラー、スニーウィック両氏はコメント要請に応じなかった。ブルームバーグはツイッターにもメッセージを送ったが返信はない。同社には現在、広報担当部門が存在しない。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-20/RLMBCFDWLU6801