これまでに国内で報告された新型コロナウイルス感染症の死者が1日、共同通信の集計で計5万人を超えた。6割以上が今年に入ってからの死者で、感染力が強いオミクロン株が高齢者で流行し、急増したことが背景にある。

 国内の第1例は、2020年2月13日に亡くなった神奈川県の80代女性。今年2月11日に累計2万人を超えた後、5月10日に3万人、9月1日に4万人を超えており、約3カ月で1万人のペースで急増している。

 厚生労働省に助言する専門家組織は11月30日の会合で「北海道や長野など感染者数が増加してきた地域で死者の増加がみられる」との分析をまとめた。

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