法律では水道インフラの更新費用は水道料金に上乗せして徴収し、貯めておくことになってた。

でも水と安全はタダみたいな勘違いして、日本人の多くが水道料金の引き上げを嫌がり、
長期間にわたり水道料金をインフラ更新に備えた引き上げをしてこなかった。

結果、インフラ更新費用の蓄積に失敗した自治体が大量に出てしまい、
インフラ更新が困難になってしまった。

これは数十年前に日本より先にインフラ整備され更新時期迎えた欧米先進国がやらかした失敗を、
そのまま日本が繰り返した形になる。

民営化以前に欧米の水道インフラはボロボロになり、何とか金がない状態でインフラどうにか維持する手段として、
民営化を選択する国や自治体があるだけのこと。

むしろ公営でボロボロになった結果、民営化が広まった。
例外はフランスで、ここはそうなる前から伝統的に民間水道が強いとこ。

ちなみにアメリカとか大部分公営だったりするけど、年間20万も水道管破裂してたり(日本は2万程度)、
100年くらい前の水道管を破裂させまくりながらだましだまし続けてる状態。