12/6(火) 10:36配信
Web東奥

 青森県鶴田町の「ツル多はげます会」(須郷貞次郎会長)が3日、中泊町の津軽中里駅で開かれた中泊大集合市で「吸盤綱引き」を披露した。自慢のはげ頭に吸盤を付けて引っ張り合う白熱の対決で会場を沸かせた。

 同会は1989年に発足し「ハゲの光は平和の光」をスローガンに活動している。吸盤綱引きは、春と秋に開く例会「有多毛(うたげ)」や各種催しで行う恒例行事。だが、ここ数年は新型コロナウイルス禍で活動を自粛しており、この日が久々のイベント出演となった。

 観光客や地域住民らが見守る中、出町小四郎さん(87)と小関優さん(50)が広い額に吸盤を付けて対決。行司の「はげよい!」のかけ声で徐々に引き合い、一方の吸盤が「ポンッ」と快音を残して外れると歓声が上がった。須郷会長から“有望選手”としてスカウトされた来場者が出町さんと対戦する一幕もあり、会場は終始笑い声に包まれた。

 東京から訪れ、吸盤綱引きに参加した中村洋幸さん(54)は「はげます会は新聞やテレビで何度も見ていた。対戦できてうれしい」。同会最年長の出町さんは「久しぶりの出番で楽しい。多くの人に喜んでもらえて良かった」と額の吸盤痕を笑顔でなでていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b22ebc8eb178e5bbf03a0ab9579f2a22d7de2598
https://toonippo.ismcdn.jp/mwimgs/d/0/400hw/img_d0dd5703b3e105357f2733dfd0ea7f1f949822.jpg