※公開:22/12/06 06:00 更新:22/12/06 06:00
日刊ゲンダイ

 2022年度第2次補正予算が成立した2日、降ってわいたように報道された新たな連立政権構想。国民民主党が自公連立政権に加わり、玉木代表が年明けにも入閣するというのだ。

 報道の直後に岸田首相は「どこからそういった情報が出たのか知りませんが、(国民民主との連立は)私はまったく知りませんし、考えてはおりません」と否定。玉木代表もわざわざ会見を開いて「報道されたような事実はない」と言い、「今は野党の立場なので是々非々でやっていく」と話したが、「今は」そうでも、年明けにはどうなっているか分からない。
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■与党の一翼に

 実際、国民民主はすでに「ゆ党」からも逸脱し、完全に与党の一翼として動いている。今年度の当初予算や補正予算にすべて賛成。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題の被害者救済法案でも、他の野党が「ザル法」と批判する政府案を高く評価している。

「国民民主党との連立プランは、今夏の参院選以前から水面下で進んでいました。司令塔は麻生副総裁です。麻生さんの大宏池会構想の一環でもあるし、政権基盤を固め直すために、友好的な野党を取り込むのは岸田総理にとっても悪くない話です。3党連立というのはバランスがいいんですよ。連立を組む公明党にも必要以上に配慮しなくて済む。菅前総理や安倍派など、岸田総理にあまり協力的でない党内勢力に対する牽制にもなります」(自民党閣僚経験者)

■政権側の目くらましか?

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