一家はもともと6人家族で、4人兄弟の長男は既に家を出ていた。

次男と四男は自宅にこもりがちで、定職に就いていたのは父親とパート職員の母親だけだった。
元店主は父親から「息子たちに『俺が死んだらどうする』と聞いたら、『自分たちも死ぬ』と言われた」と明かされたことが忘れられない。
 父親は20年9月、「足の病気が悪くなった」として退職。
母親も今年3月、「夫の介護」を理由にパートを辞めた。
一家は4月に初めて家賃を滞納。
火災が起きたのは、それから間もない5月9日だった。