使用中の男性トイレで、個室上部の隙間から手を伸ばし、扉のフックに掛けられていたショルダーバッグを
盗んだとして、戸塚署は16日、窃盗の疑いで、横浜市戸塚区汲沢4丁目、自称建設業の男(32)を現行犯逮捕した。
トイレを使っていた男子大学生(18)が、バッグを盗まれた直後に個室を出て自ら男を取り押さえたという。

 逮捕容疑は、同日午前9時45分ごろ、横浜市戸塚区戸塚町の商業ビル2階の男性トイレで
学生が入った直後の個室に上から手を伸ばし、フックにかかっていた大学生のショルダーバッグ(現金3083円入りの
財布など6点在中)を盗んだ、としている。男は「私がやったことではありません」と供述、容疑を否認している。

 署によると、大学生がバッグを盗まれた直後、男は隣の個室に逃げ込んで鍵を閉めた。大学生はその個室の
外からよじ登り、「開けろ」と言って男に鍵を開けさせ、男を取り押さえて110番通報した。同ビルでは昨年
12月以降、このトイレだけでなく個室の上の隙間から荷物を盗まれる被害が複数件発生しており、署は関連を調べている。

カナロコ 2023年1月16日(月) 18:50
https://www.kanaloco.jp/news/social/case/article-962781.html