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COVID-19関連の超過死亡、報告されている死亡の3倍/Lancet
ケアネット(2022/3/30)

2021年12月31日までの2年間
米国・ワシントン大学のHaidong Wang氏らCOVID-19 Excess Mortality Collaboratorsの調査で示された。研究の成果は、Lancet誌オンライン版2022年3月10日号に掲載された。

 地域別でCOVID-19による超過死亡者数が多かったのは、南アジア(527万人[95%UI:471万〜570万])、北アフリカ/中東(173万人[157万〜199万])、東ヨーロッパ(139万人[137万〜141万])の順であった。

 国別でCOVID-19による超過死亡者数が多かったのは、インド(407万人[95%UI:371万〜436万])、米国(113万人[108万〜118万])、ロシア(107万人[106万〜108万])、メキシコ(79万8,000人[74万1,000〜86万7,000])、ブラジル(79万2,000人[73万〜84万7,000])、インドネシア(73万6,000人[59万4,000〜95万5,000])、パキスタン(66万4,000人[49万8,000〜84万7,000])の順であった。

 これらの国のうち、超過死亡率が最も高かったのは、ロシア(人口10万人当たり374.6人[95%UI:369.7〜378.4])とメキシコ(325.1人[301.6〜353.3])であり、ブラジル(186.9人[172.2〜199.8])と米国(179.3人[170.7〜187.5])は同程度であった。