この工場の玄関口に掲示されている看板を見ると、ここが東京において相当珍しい「胞衣工場」である事が分かる。胞衣と書いてエナと読むのだ。東京中の産婦人科から毎日生まれる新生児に付帯する胎盤や臍帯、もしくは堕胎するなどした胎児の遺体といったものはこうした施設に集められ処分される。荒川八丁目にはこの胞衣工場が2軒存在している