大阪府守口市にあるうどん店で、16日に起きた出来事です。

 午後1時ごろ、30代から40代ぐらいの女性が1人で来店して、うどん、おでん、野菜天盛りのセットを注文しました。

 女性客はうどんとおでんを完食した直後、厨房にいた店主に向かって、ナスの天ぷらを見せながら、こう苦情を言い始めたといいます。

 女性客:「こんなに焦げた天ぷらなんて食べられない」

 これがその時、実際に出したというナスの天ぷらです。黒っぽく見えるのはナスの皮で、実際には全く焦げていなかったということです。

 普段通りの揚がり具合を確認した店主が「普通ですよ」と答えたところ、女性客は「これが、この店の普通か?」と怒りながら、代金を払って帰ったといいます。

 「うどん屋こぞう」店主:「何が悪いのかなと…。(客は)ナスが嫌いだったか…。本当に分からない」

■“カスハラ”増えた36.9% 理由の多くは…

 この店では以前にも、こんなクレームがあったといいます。

 店主:「このエビ(の天ぷら)、エビ臭い。こんなん食えへんわって言われた」

 労働組合・連合の調査では、直近5年間で悪質なクレームなどカスタマー・ハラスメントの発生件数が増えたと答えた人は4割近くに上っていて、その理由として多くの人が「格差、コロナ禍など社会の閉塞感などによるストレス」を挙げています。

 ただ、この店の店主は、こうも話しています。

 店主:「嫌いな天ぷらがあれば、言ってもらえれば、なるべく対処しますので。また(店に)来てほしい」

(「グッド!モーニング」2023年1月24日放送分より)

https://www.youtube.com/watch?v=-xt7FluFA9g&ab_channel=ANNnewsCH
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000284528.html