インターネットカジノで客に賭博をさせたとして、大阪府警生活安全特別捜査隊は6日、常習賭博の疑いで、大阪市北区西天満のネット賭博店「noah(ノア)」の責任者、久井遊紀容疑者(41)=大阪市浪速区恵美須西=ら店の関係者の男6人を逮捕したと発表した。久井容疑者は容疑を認めている。

府警は5日に店を家宅捜索し、大阪市立中常勤講師の男(23)ら店にいた客の20~60代の男女4人も単純賭博容疑で現行犯逮捕。ほかに事前の捜査で出入りを確認していた客の男1人も同容疑で逮捕した。

府警によると、店はカーテンで仕切ったブース席にパソコン10台を設置し、客にネットカジノでポーカーやバカラ、スロットなどの賭博をさせていた。ネットカジノで使うポイントは店が購入し、客から受け取った金の一部を利益としていたとみられる。店内から現金約240万円が見つかったほか、久井容疑者は逮捕時に約530万円を所持していた。


久井容疑者らの逮捕容疑は共謀し、令和4年12月~今年2月、店内で客にネットカジノで賭博をさせたとしている。3年1月ごろ匿名の情報提供があり、府警が捜査をしていた。

産経新聞
https://www.sankei.com/article/20230306-SAWUST3CYFILZF6DELOJTL4CWQ/