防衛省が地権者に土地買収額提示 佐賀空港オスプレイ配備で 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20230318/5080014126.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いのでご注意を

佐賀空港へのオスプレイ配備計画をめぐり防衛省は、駐屯地の建設予定地の地権者に、1平方メートルあたり
およそ6000円の買い取り価格を提示し、土地の買収に向けた交渉が本格化することになります。

佐賀空港へのオスプレイ配備計画で防衛省は、空港西側に新たに駐屯地を整備する方針です。
この土地は、県有明海漁協南川副支所の漁業者を中心におよそ250人が所有し、地権者には
防衛省から18日以降、土地の買い取り価格などを示した文書が郵送で送られてきたということです。

NHKが入手した文書には土地の買い取り価格について、1平方メートルあたり6031円と提示され、
「不動産鑑定の結果提示できる最大の単価」だと記載されています。

買い取り価格をめぐって防衛省はおととし、一部の地権者に対して、
1平方メートルあたり4350円という価格を提示し、その後撤回しています。
今回示された価格は、以前に示された額の1点4倍となっています。

地権者たちは、予定地一帯の土地の取り扱いを決める協議会を設けていて、今後、こうした場などで話し合いが進められる見通しですが、
今月17日に防衛省側が出席して開かれた説明会では、駐屯地からの排水対策などについて不安の声が出ていました。

オスプレイ配備計画をめぐっては立地自治体の佐賀市が2月に受け入れを表明していて、
防衛省が土地の買い取り価格を提示したことで、土地の買収に向けた交渉が本格化することになります。

03/18 23:27