5/25(木) 20:42配信
FNNプライムオンライン

国会で吹き荒れる解散風。その中で与党が大揺れとなっている。

■ 解散風の中、与党にかつてない亀裂

自民党・河村建夫元官房長官:
解散風が吹いていると聞いています

自民党・林幹雄元経産相:
早期解散、とやかく言われていますけど

幹部が相次いで解散に言及した二階派の会合では、会長の二階元幹事長が怒りをあらわにする場面があった。

会合に遅刻する議員が相次いだことに雷を落としたのだ。

自民党・二階俊博元幹事長:
遅刻なんてしないで、軍隊じゃないけどね、ビシッと開会に集まってくるように教育し直さなきゃだめだよ

こうした緊張感が漂う今、与党にかつてない亀裂が走っている。

公明党が5月25日、次の衆議院選挙では、東京選挙区で自民党の候補者に推薦を出さない方針を決めたのだ。

連立を組む自民党と公明党は、これまで互いの候補者を推薦し合うなど、長年選挙で協力してきた。

しかし、その関係が大きく揺らぐ事態に発展。

きっかけとなったのが、10増10減により次の衆院選で練馬区に新設される「東京28区」だ。

公明党は、28区に候補者を立てようとしたが、自民党が反発。

そして5月25日、公明党は候補者の擁立を断念する一方、東京の選挙区で自民党の候補者に推薦を出さないことを決定。

自民党に正式に伝えると、石井幹事長は怒りを隠さなかった。

公明党・石井啓一幹事長:
東京における自公の信頼関係は地に落ちたといえる。東京における自公間の協力関係は解消する
全面戦争化か 苦戦の議員は困惑

東京の議員にとっては気が気ではない。

自民党 東京3区比例復活・石原宏高議員:
コメントするなって言われてるからさ

自民党・石原宏高議員は、2021年の衆院選で東京3区から出馬。野党候補に敗れたものの、公明党の推薦の効果もあってか、約8000票差に迫ったため、比例復活できた。

自民党 東京3区比例復活・石原宏高議員:
仲良く今まで一生懸命やってきたんだから、仲良くしていこうぜって思いですね。仲良くまとめてほしいですね


一方、自民党内の一部からは強気な発言も出ている。

自民党関係者:
もう全面戦争だろう。別に東京で推薦くれないなら、日本維新の会と共闘してもいい

自民公明両党は、30日に改めて協議するが、公明党側は方針を変えるつもりはないと強調している。

ソース https://news.yahoo.co.jp/articles/454f4b1501baadd245694305b3edfbb7e1cf1c00