そういえば小笠原流の何代めかの人が京都に行ったとき
お公家さんが小笠原の家の者だからってんで覗き見してたら
それに気が付いた小笠原の人がわざとぞんざいな食べ方をして失笑を買ったけど
お膳を下げてみるとあれだけぞんざいに食ってたのに箸の先が二分も汚れてなかったって話があるね
小笠原流ってのは形式じゃあねえのだと

美味しんぼに似た話があるけど出典は「味覚極楽」って本ね
で、このエピソードを語った小笠原長生さんは
ご飯と最中だけとかせんべいとしるだけという珍妙な食事で猛訓練を受けたってさ