https://news.yahoo.co.jp/articles/de1b767c9862bf065477634e4321a1832cbea77c
米ペンシルベニア州最高裁判所は5日の判決で、郵便投票に誤りがあった場合に各郡の選挙当局が有権者に通知して訂正させる手続きに対する
共和党全国委員会の異議申し立てを却下した。
同裁は11月5日の米大統領選の直前に申し立てを行ったことを却下の理由に挙げた。
共和党全国委とその州支部は、郡当局が州法でそのような権限を与えられていないと主張していた。

ペンシルベニア州は米大統領選の結果を左右する7つの激戦州の一つ。
郵便投票の利用はコロナ禍以降に急増。2020年の前回大統領選で共和党のトランプ前大統領は郵便投票が不正の温床になったと主張した。
大統領選の民主党候補ハリス副大統領の広報担当者は、裁判所の決定について「民主党ではなく米国の民主主義にとっての勝利」と評した。
共和党全国委は全米26の州で起こされた120件以上の選挙関連訴訟に関与しており、一部で勝訴している。

ペンシルベニア州最高裁が5日に下した別の判決では、郵便投票用紙に正しい日付が記載されていなければ集計されないという
州の要件に対する権利擁護団体の異議申し立てを却下した。
この件でも11月の大統領選が間近であることが却下の理由となった。