ワシントン・ポスト紙が独占入手した納税申告書と記録によると、移民孤児向け住宅提供団体がバイデン政権から数十億ドルの助成金を獲得し、その巨額の臨時収入を使って幹部の給与を増額、さらには2倍にまで引き上げたという。

米保健福祉省（HHS）がまとめたデータによると、ジョー・バイデン大統領の下で国境を越える移民が過去最高を記録したことを受け
サウスウェスト・キー・プログラムは2021年度から2024年度にかけて連邦納税者の資金から約30億ドルを投入し
移民の子供たちを保護し、米国のスポンサーのもとで受け入れるのを支援した。

ほぼ同じ期間に、テキサス州オースティンを拠点とするこの非営利団体の上層部も大幅に高い手取り収入を得ており
最新の納税申告書によると、同団体の代表は139%という驚異的な増加を明らかにしている。

同時に、サウスウエスト・キーは、保護下にある移民の子供たちの一部が従業員から性的虐待を受けたり
人身売買業者に引き渡されたりしたとして、捜査と連邦訴訟に直面することになった。

2021年2月に同グループの社長兼CEOに就任したアンセルモ・ビジャレアル氏は、初年度に49万1,642ドルの報酬を受け取ったが、2023年度には117万4,551ドルに急騰した。

【中略】

バイデン政権の保健福祉省は、この非営利団体が2003年以降に受け取った納税者からの資金60億ドルのうち約半分を支出したが、資金注入によって保護されている子どもたちの生活は改善されなかった。

司法省は昨年7月、サウスウエスト・キー・プログラムズを提訴し、2015年から2023年の間に一部の監督者と従業員が児童に対し「深刻」かつ「広範囲に渡る」レイプや性的虐待を行ったと訴えた。

ニューヨークポスト
2025年3月16日午前6時（東部標準時） 公開
https://nypost.com/2025/03/16/us-news/texas-nonprofit-housing-migrant-kids-took-3b-in-grants-from-biden-admin-before-trump-pulled-plug/