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12月9日 13時39分

アメリカ ロサンゼルスとその周辺で続いている山火事は、新たな場所での発生が相次ぐなど、依然として鎮火のめどはたたず、地元メディアは、一連の山火事の初めての犠牲者として女性1人が死亡したと伝えました。

今月4日、ロサンゼルス近郊のベンチュラで大規模な山火事が発生したのに続き、ロサンゼルスやその周辺でほかに少なくとも3つの山火事が起き、一部は観光施設や著名人が多く住む高級住宅地まで迫っています。

その後、メキシコとの国境に近い州南部のサンディエゴなどでも別の2つの山火事が相次いで発生しました。

消防当局によりますとこれら、合わせて6つの山火事でこれまでにアパートなど500の建物、5万7000ヘクタール余りが焼失し、住民21万人以上が避難しているということです。

こうした中、地元メディアは、現場近くで事故を起こした車の中で女性1人が死亡しているのが見つかり、その後の調べで女性の死亡は山火事に起因したものだったとして、今回の一連の山火事で初めての犠牲者になったと伝えています。

現地では乾燥した気候が続き、今後も強い風で火が燃え広がるおそれがあり、依然として鎮火のめどはたっていません。

カリフォルニア州では、ことし10月、北部にあるワインで有名なナパ郡周辺で大規模な山火事が発生し、州としては過去最悪の被害となる44人が犠牲になっています。