※時事通信

【ブラジリア時事】ブラジルのボルソナロ大統領が8日に大統領府を表敬訪問した茂木敏充外相との40分近くに及んだ会談で、マスク着用拒否の「信念」を貫いた。ブラジルでは公の場でのマスク使用が条例などで義務化されているが、新型コロナウイルスを軽視するボルソナロ氏は頻繁に無視している。
 日本外務省によれば、今回の茂木氏外遊では、相手との距離が近い会談の際は双方がマスクを着用して感染を予防。「新型コロナ対策については万全を期してほしい」とブラジル側に申し入れていたが、「マスクは予防に効果がない」と公言するボルソナロ氏を動かすには至らなかったようだ。
 ブラジルでは7日、約8万8000人の感染を1日で確認するなどウイルスの勢いは衰えていない。累計感染者は800万人、死者は20万人を超えている。

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