東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市の高校で、校舎などを震災遺構として整備するための工事が始まりました。
宮城県気仙沼市にある「気仙沼向洋高校」は、震災の津波で校舎の4階まで水につかるなど大きな被害を受け、校舎の内部には流されてきた大量のがれきなどが今も残されています。
気仙沼市は、震災の教訓を後世に伝えるため、3つある校舎や体育館など、合わせて5つの施設を震災遺構として保存することを決め、17日から整備のための工事を始めました。
午前中から作業員5人が出て、重機を使って津波で流された武道場の基礎部分やがれきを撤去する作業を行いました。今後、周辺のがれきを取り除いたあと、この冬以降は校舎の補強工事や見学ルートの整備などを行う予定です。
また、校舎に隣接する場所には、震災当時の学校周辺の映像などを見ることができる伝承施設も建設され、気仙沼市は再来年の春までに一般公開を始めることにしています。
震災の発生から6年7か月がたち、復興が進む被災地では、津波の爪痕が徐々に見られなくなっていて、震災の記憶をどう伝えていくかが課題になっています。
10月17日 15時40分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171017/k10011180461000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_003
https://i.imgur.com/KHmBQX8.jpg
気仙沼向洋高校
宮城県気仙沼市にある「気仙沼向洋高校」は、震災の津波で校舎の4階まで水につかるなど大きな被害を受け、校舎の内部には流されてきた大量のがれきなどが今も残されています。
気仙沼市は、震災の教訓を後世に伝えるため、3つある校舎や体育館など、合わせて5つの施設を震災遺構として保存することを決め、17日から整備のための工事を始めました。
午前中から作業員5人が出て、重機を使って津波で流された武道場の基礎部分やがれきを撤去する作業を行いました。今後、周辺のがれきを取り除いたあと、この冬以降は校舎の補強工事や見学ルートの整備などを行う予定です。
また、校舎に隣接する場所には、震災当時の学校周辺の映像などを見ることができる伝承施設も建設され、気仙沼市は再来年の春までに一般公開を始めることにしています。
震災の発生から6年7か月がたち、復興が進む被災地では、津波の爪痕が徐々に見られなくなっていて、震災の記憶をどう伝えていくかが課題になっています。
10月17日 15時40分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171017/k10011180461000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_003
https://i.imgur.com/KHmBQX8.jpg
気仙沼向洋高校