http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171031/k10011205851000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_037
10月31日 16時55分
去年のアメリカ大統領選挙中のいわゆるロシア疑惑の捜査で、トランプ陣営の外交アドバイザーを務めた男が、ロシア政府が民主党のクリントン候補に不利な情報を持っていることを知り、トランプ陣営の幹部とロシア政府関係者との接触を調整していたことが明らかになり、捜査の焦点の一つとなることも予想されます。
アメリカでは去年の大統領選挙にロシアが干渉したとされる問題をめぐり、トランプ陣営とロシアとの間で共謀がなかったかどうかなどについてモラー特別検察官が捜査を進め、30日、トランプ氏の選挙対策本部の幹部をつとめたマナフォート氏ら2人を国家に対する謀略など12の罪で起訴したと発表しました。
さらにモラー特別検察官は起訴した2人とは別に、捜査したトランプ陣営の外交アドバイザーのパパドプロス氏に関する資料を30日に公表しました。
それによりますと、パパドプロス氏は去年4月、ロシア政府が民主党のクリントン候補にとって不利になる大量のメールを保持しているとの情報を入手し、トランプ陣営の幹部とロシア政府関係者との接触を調整していたということです。
さらに資料はパパドプロス氏がことし1月にFBI=連邦捜査局から事情を聴かれた際、ロシア側の関係者との接触について虚偽の証言をしたことを今月上旬になって認めたとしています。
野党民主党の全国委員会は声明を発表し「パパドプロス氏はクリントン氏にダメージを与えるメールの存在が公になる前にロシア側から話を持ちかけられており、トランプ陣営とロシア政府の共謀を示すものだ」としていて、今後、捜査の焦点の一つとなることも予想されます。
ホワイトハウスのサンダース報道官は30日会見で「彼はボランティアで参加していただけだ」と述べ、陣営での役割は限られていたと主張しました。
ロシア外相 「何ひとつ証拠はない」
「ロシア疑惑」に再び関心が集まる中、ロシアのラブロフ外相はモスクワで31日、「ロシアはアメリカやヨーロッパの国々の選挙に干渉したとされているが、何ひとつ証拠はない。最近では、南アフリカの閣僚の任命に関与していると非難された。想像力は無限だ」と述べ、不快感をあらわにしました。
10月31日 16時55分
去年のアメリカ大統領選挙中のいわゆるロシア疑惑の捜査で、トランプ陣営の外交アドバイザーを務めた男が、ロシア政府が民主党のクリントン候補に不利な情報を持っていることを知り、トランプ陣営の幹部とロシア政府関係者との接触を調整していたことが明らかになり、捜査の焦点の一つとなることも予想されます。
アメリカでは去年の大統領選挙にロシアが干渉したとされる問題をめぐり、トランプ陣営とロシアとの間で共謀がなかったかどうかなどについてモラー特別検察官が捜査を進め、30日、トランプ氏の選挙対策本部の幹部をつとめたマナフォート氏ら2人を国家に対する謀略など12の罪で起訴したと発表しました。
さらにモラー特別検察官は起訴した2人とは別に、捜査したトランプ陣営の外交アドバイザーのパパドプロス氏に関する資料を30日に公表しました。
それによりますと、パパドプロス氏は去年4月、ロシア政府が民主党のクリントン候補にとって不利になる大量のメールを保持しているとの情報を入手し、トランプ陣営の幹部とロシア政府関係者との接触を調整していたということです。
さらに資料はパパドプロス氏がことし1月にFBI=連邦捜査局から事情を聴かれた際、ロシア側の関係者との接触について虚偽の証言をしたことを今月上旬になって認めたとしています。
野党民主党の全国委員会は声明を発表し「パパドプロス氏はクリントン氏にダメージを与えるメールの存在が公になる前にロシア側から話を持ちかけられており、トランプ陣営とロシア政府の共謀を示すものだ」としていて、今後、捜査の焦点の一つとなることも予想されます。
ホワイトハウスのサンダース報道官は30日会見で「彼はボランティアで参加していただけだ」と述べ、陣営での役割は限られていたと主張しました。
ロシア外相 「何ひとつ証拠はない」
「ロシア疑惑」に再び関心が集まる中、ロシアのラブロフ外相はモスクワで31日、「ロシアはアメリカやヨーロッパの国々の選挙に干渉したとされているが、何ひとつ証拠はない。最近では、南アフリカの閣僚の任命に関与していると非難された。想像力は無限だ」と述べ、不快感をあらわにしました。