http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171101/k10011206491000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_012
11月1日 4時56分
国連は、地球温暖化対策のため世界各国が掲げる温室効果ガスの削減目標を達成したとしても、世界の平均気温は今世紀末に少なくとも3度上昇する可能性が高いとする報告書をまとめ、気温の上昇を抑えるためには石炭火力発電所の段階的な廃止を急ぐことが欠かせないとしています。
これはUNEP=国連環境計画が報告書としてまとめたもので、先月31日、スイスのジュネーブで記者会見しその内容を明らかにしました。
それによりますと、世界各国が国連に提出した温室効果ガスの削減目標などを分析したところ、現状では目標を達成したとしても今世紀末までに世界の平均気温が少なくとも3度上昇する可能性が高いとしています。
そのうえで、気温の上昇を抑えるためには日本や中国など世界各地で稼働しているおよそ6700基にのぼる石炭火力発電所の段階的な廃止を急ぐことが欠かせないとしています。
記者会見をした報告書の著者の1人は、今も各地で石炭火力発電所の新たな建設計画があると指摘したうえで、「石炭に依存している国は多く移行は簡単ではないが再生可能エネルギーなどは伸びてきている」と述べ、各国に風力や太陽光などの再生可能エネルギーの導入を進めるよう求めました。
この報告書は今月6日からドイツで開かれる地球温暖化対策の国連の会議COP23でも示されことになっていて、UNEPは各国に対策の強化を求めることにしています。
11月1日 4時56分
国連は、地球温暖化対策のため世界各国が掲げる温室効果ガスの削減目標を達成したとしても、世界の平均気温は今世紀末に少なくとも3度上昇する可能性が高いとする報告書をまとめ、気温の上昇を抑えるためには石炭火力発電所の段階的な廃止を急ぐことが欠かせないとしています。
これはUNEP=国連環境計画が報告書としてまとめたもので、先月31日、スイスのジュネーブで記者会見しその内容を明らかにしました。
それによりますと、世界各国が国連に提出した温室効果ガスの削減目標などを分析したところ、現状では目標を達成したとしても今世紀末までに世界の平均気温が少なくとも3度上昇する可能性が高いとしています。
そのうえで、気温の上昇を抑えるためには日本や中国など世界各地で稼働しているおよそ6700基にのぼる石炭火力発電所の段階的な廃止を急ぐことが欠かせないとしています。
記者会見をした報告書の著者の1人は、今も各地で石炭火力発電所の新たな建設計画があると指摘したうえで、「石炭に依存している国は多く移行は簡単ではないが再生可能エネルギーなどは伸びてきている」と述べ、各国に風力や太陽光などの再生可能エネルギーの導入を進めるよう求めました。
この報告書は今月6日からドイツで開かれる地球温暖化対策の国連の会議COP23でも示されことになっていて、UNEPは各国に対策の強化を求めることにしています。