https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180202/K10011313471_1802021928_1802021952_01_02.jpg
「社長、義理チョコやめるってよ」。その社長とは高級チョコレートメーカーのフランス人社長です。(ネットワーク報道部記者 栗原岳史 吉永なつみ)
■新聞全面広告の衝撃
2月1日の経済紙の朝刊にユニークな全面広告が掲載されました。
「日本は、義理チョコをやめよう」
広告主は世界で知られるチョコレートブランドの「GODIVA」。淡いピンクの上品な紙面には、義理チョコを誰にあげるかを考えると大変で、バレンタインデーが嫌いという女性がいることを伝えています。そのうえで「義理チョコ、無理しないで」と呼びかけているのです。
この広告、ネット上ですぐに注目されました。
「本当に毎年バレンタインが辛くて仕方なかったのでチョコレートの会社がこの打ち出しをしてくれると救われる」
「『無理しないで』程度だと、『そう言われたときこそできるかどうか(できたら評価が上がる)』みたいなトコロあるから、『義理チョコ禁止』とバッサリ断言の方がありがたい」
「まあ義理チョコにゴディバは関係ないよね。実際はそんな高いの義理に使う人は少ないだろうから。でも会社勤めの人が人間関係調整でチョコ配らされる風潮には誰かがNOを言わなきゃいけないからこの広告は素晴らしい」など多くは好意的な意見。
それにしてもチョコレートの会社が購入を控えることを呼びかけるかのようなこの広告。理由を聞いてみました。
きっかけは、社長を務めるフランス人 ジェローム・シュシャンさんの思いでした。20年以上日本に住み弓道を愛するシュシャンさんは、「義理人情」「義理堅い」というように使われる「義理」という言葉は極めて日本らしく、日本語の中でも好きな単語だということです。
しかし、その言葉にチョコが付いて「義理チョコ」となると、とたんにネガティブな響きを持ってしまうことに心を痛めていたそうです。
「チョコレートを贈ることが少しでも苦痛になるのなら、チョコレートのメーカーとしては悲しいし、そうした慣習はなくしたほうがよい。義務感や形式などにとらわれず自由な気持ちで年に一度のイベントを楽しんでほしい」という思いを込めて、社長の署名入りのメッセージを広告として出すことにしたそうです。
■チョコの変遷・恋人から上司への忖度(そんたく)
西ヨーロッパでは古くから「恋人の日」として祝われてきたバレンタインデー。
日本に広まった時期は諸説ありますが、家計調査を行っている総務省によりますと、昭和30年代から40年代にかけて知られるようになり、その後、女性が男性にチョコレートを贈る習慣が広まったとされています。
さらに私(30代女性)が社会人になりたてのころには「義理チョコ」はすっかり定着していました。職場や取材先にもチョコレートを渡すべきなのか、頭を悩ませた記憶があります。個人的にはちょっとメンドウなイベントという印象もありますが…。
社会人女性向け情報サイト「マイナビウーマン」が去年12月に行ったインターネット調査では、20代と30代の女性252人のうち、「会社でチョコレートをあげるのはアリだと思いますか?」という質問に71%が「あり」と答えていて、思っていたよりも肯定的に捉えられているようです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180202/K10011313471_1802021929_1802021952_01_05.jpg
一方で、「会社のバレンタインで“忖度”したことがありますか?」という問いには、25%が「ある」と回答。バレンタインでの忖度とは「冬になるとやたらチョコレートの話題を出す上司」などに気を遣うことで、「あまり迷惑にならず安くもなく高くもないものを渡す」そうです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180202/K10011313471_1802021929_1802021952_01_06.jpg
>>2以降に続く
2月2日 20時28分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180202/k10011313471000.html
関連スレ
【バレンタイン】「日本は、義理チョコをやめよう。」 ゴディバの思い切った新聞広告が多くの人たちの共感を呼ぶ★7
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1517544300/
「社長、義理チョコやめるってよ」。その社長とは高級チョコレートメーカーのフランス人社長です。(ネットワーク報道部記者 栗原岳史 吉永なつみ)
■新聞全面広告の衝撃
2月1日の経済紙の朝刊にユニークな全面広告が掲載されました。
「日本は、義理チョコをやめよう」
広告主は世界で知られるチョコレートブランドの「GODIVA」。淡いピンクの上品な紙面には、義理チョコを誰にあげるかを考えると大変で、バレンタインデーが嫌いという女性がいることを伝えています。そのうえで「義理チョコ、無理しないで」と呼びかけているのです。
この広告、ネット上ですぐに注目されました。
「本当に毎年バレンタインが辛くて仕方なかったのでチョコレートの会社がこの打ち出しをしてくれると救われる」
「『無理しないで』程度だと、『そう言われたときこそできるかどうか(できたら評価が上がる)』みたいなトコロあるから、『義理チョコ禁止』とバッサリ断言の方がありがたい」
「まあ義理チョコにゴディバは関係ないよね。実際はそんな高いの義理に使う人は少ないだろうから。でも会社勤めの人が人間関係調整でチョコ配らされる風潮には誰かがNOを言わなきゃいけないからこの広告は素晴らしい」など多くは好意的な意見。
それにしてもチョコレートの会社が購入を控えることを呼びかけるかのようなこの広告。理由を聞いてみました。
きっかけは、社長を務めるフランス人 ジェローム・シュシャンさんの思いでした。20年以上日本に住み弓道を愛するシュシャンさんは、「義理人情」「義理堅い」というように使われる「義理」という言葉は極めて日本らしく、日本語の中でも好きな単語だということです。
しかし、その言葉にチョコが付いて「義理チョコ」となると、とたんにネガティブな響きを持ってしまうことに心を痛めていたそうです。
「チョコレートを贈ることが少しでも苦痛になるのなら、チョコレートのメーカーとしては悲しいし、そうした慣習はなくしたほうがよい。義務感や形式などにとらわれず自由な気持ちで年に一度のイベントを楽しんでほしい」という思いを込めて、社長の署名入りのメッセージを広告として出すことにしたそうです。
■チョコの変遷・恋人から上司への忖度(そんたく)
西ヨーロッパでは古くから「恋人の日」として祝われてきたバレンタインデー。
日本に広まった時期は諸説ありますが、家計調査を行っている総務省によりますと、昭和30年代から40年代にかけて知られるようになり、その後、女性が男性にチョコレートを贈る習慣が広まったとされています。
さらに私(30代女性)が社会人になりたてのころには「義理チョコ」はすっかり定着していました。職場や取材先にもチョコレートを渡すべきなのか、頭を悩ませた記憶があります。個人的にはちょっとメンドウなイベントという印象もありますが…。
社会人女性向け情報サイト「マイナビウーマン」が去年12月に行ったインターネット調査では、20代と30代の女性252人のうち、「会社でチョコレートをあげるのはアリだと思いますか?」という質問に71%が「あり」と答えていて、思っていたよりも肯定的に捉えられているようです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180202/K10011313471_1802021929_1802021952_01_05.jpg
一方で、「会社のバレンタインで“忖度”したことがありますか?」という問いには、25%が「ある」と回答。バレンタインでの忖度とは「冬になるとやたらチョコレートの話題を出す上司」などに気を遣うことで、「あまり迷惑にならず安くもなく高くもないものを渡す」そうです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180202/K10011313471_1802021929_1802021952_01_06.jpg
>>2以降に続く
2月2日 20時28分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180202/k10011313471000.html
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【バレンタイン】「日本は、義理チョコをやめよう。」 ゴディバの思い切った新聞広告が多くの人たちの共感を呼ぶ★7
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1517544300/