https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180221/k10011336781000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001
2月21日 5時39分
石油やレアメタルなどの貴重な海底資源の探査や、地球温暖化の予測に役立つとされながら、これまでに地球の海の15%しか作成されていない精密な海底地形図を2030年までに100%完成させようというプロジェクトが発足しました。
このプロジェクトは、ユネスコ=国連教育科学文化機関や国際水路機関などで作る国際組織GEBCO指導委員会と日本財団が共同で立ち上げました。
海底地形図は、石油や天然ガス、それにレアメタルなどの海底資源を探す手がかりになるほか、海水温の変化など地球温暖化の影響を正確に予測するうえでも欠かせないデータになっています。
しかし、人材や資金の不足に加え、各国が資源開発の権利を持つ排他的経済水域などのデータは共有されないことも多く、精密な海底地形図は地球上の海の総面積のおよそ15%しか作成されていません。
このため、プロジェクトでは、世界4か所に地域センターを設置し、各国の政府や海運会社などにデータの提供を要請するほか、新たな調査を行うための支援も行います。
さらに、調査を効率化できるよう、無人の水中ロボットなどの技術開発にも取り組み、2030年までに地球上のすべての海の海底地形図を完成させたいとしています。
GEBCO指導委員会の谷伸委員長は「人類が地球を正しく使うための基礎データになるので、ぜひ多くの人に協力してもらいたい」と話しています。
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2月21日 5時39分
石油やレアメタルなどの貴重な海底資源の探査や、地球温暖化の予測に役立つとされながら、これまでに地球の海の15%しか作成されていない精密な海底地形図を2030年までに100%完成させようというプロジェクトが発足しました。
このプロジェクトは、ユネスコ=国連教育科学文化機関や国際水路機関などで作る国際組織GEBCO指導委員会と日本財団が共同で立ち上げました。
海底地形図は、石油や天然ガス、それにレアメタルなどの海底資源を探す手がかりになるほか、海水温の変化など地球温暖化の影響を正確に予測するうえでも欠かせないデータになっています。
しかし、人材や資金の不足に加え、各国が資源開発の権利を持つ排他的経済水域などのデータは共有されないことも多く、精密な海底地形図は地球上の海の総面積のおよそ15%しか作成されていません。
このため、プロジェクトでは、世界4か所に地域センターを設置し、各国の政府や海運会社などにデータの提供を要請するほか、新たな調査を行うための支援も行います。
さらに、調査を効率化できるよう、無人の水中ロボットなどの技術開発にも取り組み、2030年までに地球上のすべての海の海底地形図を完成させたいとしています。
GEBCO指導委員会の谷伸委員長は「人類が地球を正しく使うための基礎データになるので、ぜひ多くの人に協力してもらいたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180221/K10011336781_1802202236_1802210539_01_02.jpg