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2月28日 15時12分
平成8年まで施行された優生保護法のもとで障害などを理由に本人の同意がないまま不妊手術が行われていた問題をめぐり、手術を受けた人が全国で最も多い北海道の高橋知事は、道内で保存されていた資料は当時を記録した重要な物だとして一元的に管理する考えを示しました。
厚生労働省によりますと、昭和23年から平成8年まで施行された優生保護法では、精神障害や知的障害などを理由に、全国でおよそ1万6000人が本人の同意なしに強制的に不妊手術を受け、このうち北海道は最も多い2500人余りに上っています。
これについて、北海道の高橋知事は28日の道議会本会議で、「本人の同意のない中で行われてきた不妊手術は、障害のある方々への差別につながり、こんにちの価値観とは相いれない。つらい思いをされてきたことを重く受け止め、真摯(しんし)に向き合っていく考えだ」と述べました。
そのうえで、高橋知事は、北海道に保存されていた手術が適当かどうかを判断していた審議会の手術決定通知書や議事録などの資料は、当時を記録した重要な物だとして、将来にわたって保存し、記録を速やかに確認できるよう情報を一元的に管理する考えを示しました。
また、高橋知事は、手術を受けた人やその家族からの相談への対応を直ちに検討することも明らかにしました。
2月28日 15時12分
平成8年まで施行された優生保護法のもとで障害などを理由に本人の同意がないまま不妊手術が行われていた問題をめぐり、手術を受けた人が全国で最も多い北海道の高橋知事は、道内で保存されていた資料は当時を記録した重要な物だとして一元的に管理する考えを示しました。
厚生労働省によりますと、昭和23年から平成8年まで施行された優生保護法では、精神障害や知的障害などを理由に、全国でおよそ1万6000人が本人の同意なしに強制的に不妊手術を受け、このうち北海道は最も多い2500人余りに上っています。
これについて、北海道の高橋知事は28日の道議会本会議で、「本人の同意のない中で行われてきた不妊手術は、障害のある方々への差別につながり、こんにちの価値観とは相いれない。つらい思いをされてきたことを重く受け止め、真摯(しんし)に向き合っていく考えだ」と述べました。
そのうえで、高橋知事は、北海道に保存されていた手術が適当かどうかを判断していた審議会の手術決定通知書や議事録などの資料は、当時を記録した重要な物だとして、将来にわたって保存し、記録を速やかに確認できるよう情報を一元的に管理する考えを示しました。
また、高橋知事は、手術を受けた人やその家族からの相談への対応を直ちに検討することも明らかにしました。