毎日新聞 2018年5月5日 地方版
https://mainichi.jp/articles/20180505/ddl/k15/040/108000c
妙高市と糸魚川市にまたがる火打山(2462メートル)とその周辺に生息する国の特別天然記念物で
絶滅危惧種のニホンライチョウを保護する一環として、妙高市は、クラウドファンディング(CF)を活用して、
生態調査のための資金を募ることを決め、16日にスタートさせる。市は「絶滅が危惧されるライチョウへの
関心を高めたい」と話している。
市は、ソフトバンクグループの「さとふる」(東京都中央区)が運営する、ふるさと納税ポータルサイト
「さとふる」を活用。寄付金の使途から寄付先を選択できる「さとふるクラウドファンディング」を通して
資金を募る。期間は6月30日まで。目標は130万円で、達成次第終了する。寄付は1000円から。
他のふるさと納税と同様、税控除の対象となる。返礼品として、5000円以上の寄付でライチョウを
モチーフにしたピンバッジを贈る。市はCFで集めた資金で、来年度以降の分布調査事業に充てたい考え。
妙高市で今年10月「ライチョウサミット」を予定しており、保護についての機運も高めたいとしている。
ライチョウは氷河期からの生き残りで、北アルプスなど国内では五つの地域に分かれて生息。
火打山周辺は国内の最北限にすみ、生息数は約20羽と、国内最小の個体群。生息数は減少傾向をたどっており、
中村浩志・国際鳥類研究所代表理事によると、2009年には縄張りが20以上あったとしたうえで、
「いつ消えてもおかしくはない」と指摘。テンやキツネなどライチョウのヒナを捕食する動物が、
温暖化に伴って高山帯へと活動範囲を広げた可能性もあるとしている。火打山のライチョウの生態は
解明されていない点が多く、餌場確保以外の保護策が打ち出せていないのが現状だ。
(続きは記事元参照)
https://mainichi.jp/articles/20180505/ddl/k15/040/108000c
妙高市と糸魚川市にまたがる火打山(2462メートル)とその周辺に生息する国の特別天然記念物で
絶滅危惧種のニホンライチョウを保護する一環として、妙高市は、クラウドファンディング(CF)を活用して、
生態調査のための資金を募ることを決め、16日にスタートさせる。市は「絶滅が危惧されるライチョウへの
関心を高めたい」と話している。
市は、ソフトバンクグループの「さとふる」(東京都中央区)が運営する、ふるさと納税ポータルサイト
「さとふる」を活用。寄付金の使途から寄付先を選択できる「さとふるクラウドファンディング」を通して
資金を募る。期間は6月30日まで。目標は130万円で、達成次第終了する。寄付は1000円から。
他のふるさと納税と同様、税控除の対象となる。返礼品として、5000円以上の寄付でライチョウを
モチーフにしたピンバッジを贈る。市はCFで集めた資金で、来年度以降の分布調査事業に充てたい考え。
妙高市で今年10月「ライチョウサミット」を予定しており、保護についての機運も高めたいとしている。
ライチョウは氷河期からの生き残りで、北アルプスなど国内では五つの地域に分かれて生息。
火打山周辺は国内の最北限にすみ、生息数は約20羽と、国内最小の個体群。生息数は減少傾向をたどっており、
中村浩志・国際鳥類研究所代表理事によると、2009年には縄張りが20以上あったとしたうえで、
「いつ消えてもおかしくはない」と指摘。テンやキツネなどライチョウのヒナを捕食する動物が、
温暖化に伴って高山帯へと活動範囲を広げた可能性もあるとしている。火打山のライチョウの生態は
解明されていない点が多く、餌場確保以外の保護策が打ち出せていないのが現状だ。
(続きは記事元参照)