ビルの前に置かれた1台の金庫。上部に穴が開けられ、前面には「とぎ投入箱」とのプレートがある。設置したのは、かつてここで「貞次刃物店」を営んでいた藤田喜代治(きよじ)さん(74)。「貞次」の屋号は100年続いたが、「後継ぎがいなかったこともあって、65歳を定年と決めて店を閉めました」と言う。
廃業後も刃物を研いでほしいとの依頼は途絶えない。一方、自由な時間ができたため家を留守にすることも増えた。一計を案じて3年ほど前に設置したのが金庫だ。「これなら私が留守でも注文を受けられる」
研いでほしい包丁やはさみを新聞紙に包み連絡先を書いた紙とともに投入口に入れる。午前中に出せば仕上がりは午後5時。対象は金属製の刃物。家庭用なら一律千円だ。「リピーター率が高いのがありがたいですね」
2018年09月23日 08時00分配信
https://s.kyoto-np.jp/sightseeing/article/20180922000154
廃業後も刃物を研いでほしいとの依頼は途絶えない。一方、自由な時間ができたため家を留守にすることも増えた。一計を案じて3年ほど前に設置したのが金庫だ。「これなら私が留守でも注文を受けられる」
研いでほしい包丁やはさみを新聞紙に包み連絡先を書いた紙とともに投入口に入れる。午前中に出せば仕上がりは午後5時。対象は金属製の刃物。家庭用なら一律千円だ。「リピーター率が高いのがありがたいですね」
2018年09月23日 08時00分配信
https://s.kyoto-np.jp/sightseeing/article/20180922000154