2018年10月4日 7時7分
マスコミに金銭を要求する大量殺人犯に、実際に現金を差し入れすると、何を語るのか?
送検時の白石被告。面会時、この時を振り返って「もう事件から1年が経つんですね」と話していた
「(指で丸を作りながら)コレ次第。おカネさえくれれば、何でも話します」
SNSを通じて知り合った男女9人が殺害された、「座間事件」から約1年。強盗・強制性交殺人などの容疑で逮捕・起訴された白石隆浩被告(27)が、9月21日、本誌の接見に応じた。
午前10時20分頃、勾留先である高尾警察署(八王子市)の面会室に現れた白石は、事件当時とは変わり果てた姿だった。上下ともに無地でグレーのスウェット姿に、四角い黒縁メガネ、ボサボサの髪は肩まで届くほど長く、痩せこけた頬やアゴに無精髭をはやしている。
接見は一日1社のみ。当日は他のメディアも面会を申し込んでいたが、なぜ本誌に応じたのか。無表情で記者に一礼して着席した白石にまずはそれを聞いた。
「週刊誌の人なら、やっぱりコレ(カネのジェスチャー)を出してくれるんじゃないかなと思って……。以前手紙や雑誌の差し入れをくれた講談社の人に会おうと思って指名しました」
警察署での接見では事件について聞くことが禁じられているため、留置場での生活について尋ねると、ぽつぽつと食事への愚痴をこぼし始めた。
「留置場の食事は朝昼晩3食出るのですが、パンにジャムを付けて食べるみたいな、質素なものばかりでパッとしないので……。今、人生で一番の楽しみは食事。おカネがあれば、より魅力的なメニューが食べられます」
またもやカネの話になったのが気にかかったが、20分と限られた接見時間をムダにはしないため、質問を続ける。だが、現在の心境を尋ねると、白石は冒頭のように語り、押し黙ってしまった。それ以降は何を聞いても、「カネ次第」と答える。結局、そのまま接見は終了時間を迎えた。
なぜ、白石はこれほどまでにカネを要求するのか。カネを渡せば何を語るというのか――。白石の本意を探るべく、本誌は接見後、上限額である3万円を差し入れた。すると、9月25日、白石は再び接見に応じ、前回とは打って変わった様子で、笑みを浮かべながら語り始めた。
「3万円が入ってきて、かなりテンションが上がりました。現金のつながりがある限り、フライデーさんと会いますよ」
勾留中の身で、カネを何に使うのか。
「400円で唐揚げ弁当を買いました。正直、お金を持っていると、拘置所に行った時の生活が全然違うんですよ。拘置所には売店があってチョコパイ、板チョコ、アンパン、クリームパンがあります。おカネがないと本当に辛いと中の人からも教えてもらったので、出来るだけ蓄えて拘置所に行きたい。定期的に現金を差し入れてもらえるなら、これからは手紙も書きます。フライデーさん宛てだけじゃなく、私の両親や、被害者遺族に向けての(懺悔の)手紙も書きますよ。値段は宛先によって変えますが」
極刑の可能性が高いことは本人もわかっているはずだ。人生の心残りはないのか聞いてみた。
「やっぱり、もっと美味いものが食べたかった。好きだった『蒙古タンメン中本』のラーメンとか……。あとは女遊びももっとしたかったなって。本当に普通のことですけどね」
確かに、カネを払ったことで饒舌にはなったが、8人の女性をもてあそんで殺しておいて、平然と女遊びがしたかったと笑顔で言ってのける。事件への反省や、被害者への謝罪はないのか。立川拘置所に移送された白石に対し、本誌は9月28日、3度目の接見を試みると、初めて事件、そして被害者について口を開いた。
「被害者の方たちにはっきりこう言ったら失礼かもしれないんですけど……、普段交通事故とか天災が起きてますよね。それと同じだから正直、諦めてほしいというか……。私から謝罪の手紙を書く予定はありません。もちろんそういう依頼があれば、おカネありきで応じます」
全文が大変長いので省略多めです
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/15396938/
http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/7/4/7464f_1643_c6deb024fc74db7ea46ebef88b67b6fd.jpg
マスコミに金銭を要求する大量殺人犯に、実際に現金を差し入れすると、何を語るのか?
送検時の白石被告。面会時、この時を振り返って「もう事件から1年が経つんですね」と話していた
「(指で丸を作りながら)コレ次第。おカネさえくれれば、何でも話します」
SNSを通じて知り合った男女9人が殺害された、「座間事件」から約1年。強盗・強制性交殺人などの容疑で逮捕・起訴された白石隆浩被告(27)が、9月21日、本誌の接見に応じた。
午前10時20分頃、勾留先である高尾警察署(八王子市)の面会室に現れた白石は、事件当時とは変わり果てた姿だった。上下ともに無地でグレーのスウェット姿に、四角い黒縁メガネ、ボサボサの髪は肩まで届くほど長く、痩せこけた頬やアゴに無精髭をはやしている。
接見は一日1社のみ。当日は他のメディアも面会を申し込んでいたが、なぜ本誌に応じたのか。無表情で記者に一礼して着席した白石にまずはそれを聞いた。
「週刊誌の人なら、やっぱりコレ(カネのジェスチャー)を出してくれるんじゃないかなと思って……。以前手紙や雑誌の差し入れをくれた講談社の人に会おうと思って指名しました」
警察署での接見では事件について聞くことが禁じられているため、留置場での生活について尋ねると、ぽつぽつと食事への愚痴をこぼし始めた。
「留置場の食事は朝昼晩3食出るのですが、パンにジャムを付けて食べるみたいな、質素なものばかりでパッとしないので……。今、人生で一番の楽しみは食事。おカネがあれば、より魅力的なメニューが食べられます」
またもやカネの話になったのが気にかかったが、20分と限られた接見時間をムダにはしないため、質問を続ける。だが、現在の心境を尋ねると、白石は冒頭のように語り、押し黙ってしまった。それ以降は何を聞いても、「カネ次第」と答える。結局、そのまま接見は終了時間を迎えた。
なぜ、白石はこれほどまでにカネを要求するのか。カネを渡せば何を語るというのか――。白石の本意を探るべく、本誌は接見後、上限額である3万円を差し入れた。すると、9月25日、白石は再び接見に応じ、前回とは打って変わった様子で、笑みを浮かべながら語り始めた。
「3万円が入ってきて、かなりテンションが上がりました。現金のつながりがある限り、フライデーさんと会いますよ」
勾留中の身で、カネを何に使うのか。
「400円で唐揚げ弁当を買いました。正直、お金を持っていると、拘置所に行った時の生活が全然違うんですよ。拘置所には売店があってチョコパイ、板チョコ、アンパン、クリームパンがあります。おカネがないと本当に辛いと中の人からも教えてもらったので、出来るだけ蓄えて拘置所に行きたい。定期的に現金を差し入れてもらえるなら、これからは手紙も書きます。フライデーさん宛てだけじゃなく、私の両親や、被害者遺族に向けての(懺悔の)手紙も書きますよ。値段は宛先によって変えますが」
極刑の可能性が高いことは本人もわかっているはずだ。人生の心残りはないのか聞いてみた。
「やっぱり、もっと美味いものが食べたかった。好きだった『蒙古タンメン中本』のラーメンとか……。あとは女遊びももっとしたかったなって。本当に普通のことですけどね」
確かに、カネを払ったことで饒舌にはなったが、8人の女性をもてあそんで殺しておいて、平然と女遊びがしたかったと笑顔で言ってのける。事件への反省や、被害者への謝罪はないのか。立川拘置所に移送された白石に対し、本誌は9月28日、3度目の接見を試みると、初めて事件、そして被害者について口を開いた。
「被害者の方たちにはっきりこう言ったら失礼かもしれないんですけど……、普段交通事故とか天災が起きてますよね。それと同じだから正直、諦めてほしいというか……。私から謝罪の手紙を書く予定はありません。もちろんそういう依頼があれば、おカネありきで応じます」
全文が大変長いので省略多めです
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/15396938/
http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/7/4/7464f_1643_c6deb024fc74db7ea46ebef88b67b6fd.jpg