0001Toy Soldiers ★2018/10/28(日) 18:06:54.31ID:CAP_USER9
土日は政治スレOK
国民がいまだ野党に不信感を抱いていたり無関心なのは、民主党政権時代の失敗が尾を引いているからだ。そしてそれが"安倍一強"をつくった一因でもある。
かつて民主党に所属し、今は新しい野党の代表を務めるふたりの政治家は、この問題にどう向き合うのか? 国民民主党の玉木雄一郎代表に続き、今回は立憲民主党代表の枝野幸男氏に聞く。
来夏の参院選に向けて、玉木代表は「野党共同の選対本部をつくろう」と立憲民主党にラブコールを送っているが、枝野代表はけんもほろろ。
自公政権が衆参共に3分の2の議席を握るなかで、なぜ野党共闘に難色を示しているのか? 野党がバラバラのままでは、安倍一強を打破することはできないのではないか? 枝野代表に聞いた。
■共闘ではなく連携を
──枝野代表は野党共闘に消極的に見えます。
枝野 「野党共闘」の意味をしっかり考える必要があります。ほかの野党とは安倍政権よりはましな政権が必要という点では一致しています。
ただ、立憲民主党は日米安保重視だし、自衛隊合憲論だし、安保法制だって「違憲な部分はダメ」というスタンスです。その意味で例えば共産党とは大きく違う。
吟味もせず単に一緒に戦ってしまったら両方のよいところが消えてしまうと思います。だから、野党共同の選対本部も設置する気はありません。ただ、野党同士の"連携"はきっちりとやりますよ。
──共闘と連携はどう違うんですか?
枝野 連携であれば野党同士の政策のすり合わせはいりません。選挙であれば、参院選1人区(選挙において定数が1名の選挙区)の調整はしますが、それは「野党の共同選対」が決めたものであってはならないと考えています。
──なぜ?
枝野 2年前の参院選では、1人区において野党候補の一本化を実現しましたが、実は政党同士での調整は一切していません。
各地域ごとに、市民連合に象徴されるような有権者の動きのなかで、自民党の対抗馬をひとりに絞れというプレッシャーを受けて、各政党がそれぞれに応じた結果として、そうなった。
中央(野党の共同選対)が決めた政党間の駆け引きの産物ではなく、市民の要望によって候補者が一本化する。私は、1人区において野党候補が勝つためには、それしかありえないと思っています。
──ただ、野党がバラバラに戦うことで、与党が漁夫の利を得るという意見もあります。
枝野 野党の5党1会派それぞれの持ち味を生かす形で切磋琢磨して、複数の選択肢を示すことが、野党各党が最大限の票を得ることにつながる。野党が非自民という共通項で「共闘」しても、それは消極的で後ろ向きな選択肢を示しているだけです。
民主党は非自民の勢力を結集して政権を獲り、そして瓦解した。この失敗を二度と繰り返したくない。昨年10月2日に立憲民主党を立ち上げ、私の旗を明確に有権者に示しました。
この意見に賛成する人はどんどん入ってきてくださいと。その旗を「共闘」による政策のすり合わせで、ブレさせるつもりはありません。
──国民民主党の呼びかけに冷淡に見えるのは、「共闘」することで民主党時代のトラウマを有権者に呼び起こすことを恐れているのでは?
枝野 その見方はあまりに皮相的です。そもそも私の認識では、立憲民主党は民進党(民主党)から分かれた党ではなく、ゼロから建てた「新しい家」。
もちろん、民主、民進の両党は私に貴重な政治体験をさせてくれた場ではありますが、昨年10月2日で"過去の歴史"になりました。
──元仲間のよしみは関係ないと。
枝野 はい。(国民民主党の)前原誠司さんとは今でもカラオケに行こうと思えば一緒に行けますが、国民民主党だけと共闘するという発想そのものが今の私にはありません。
国民民主党から何か申し入れがあっても、「じゃあそれは2党ではなく、野党5党1会派でやりましょう」と全部返しています。
9月4日に玉木さんが党代表に当選した直後、ご本人から直接電話をもらったんですが、それにも「おめでとう。お互いにがんばってやっていきましょう」としか返していませんね。
>>2へ続く
https://news.nifty.com/article/domestic/government/12176-112240/
国民がいまだ野党に不信感を抱いていたり無関心なのは、民主党政権時代の失敗が尾を引いているからだ。そしてそれが"安倍一強"をつくった一因でもある。
かつて民主党に所属し、今は新しい野党の代表を務めるふたりの政治家は、この問題にどう向き合うのか? 国民民主党の玉木雄一郎代表に続き、今回は立憲民主党代表の枝野幸男氏に聞く。
来夏の参院選に向けて、玉木代表は「野党共同の選対本部をつくろう」と立憲民主党にラブコールを送っているが、枝野代表はけんもほろろ。
自公政権が衆参共に3分の2の議席を握るなかで、なぜ野党共闘に難色を示しているのか? 野党がバラバラのままでは、安倍一強を打破することはできないのではないか? 枝野代表に聞いた。
■共闘ではなく連携を
──枝野代表は野党共闘に消極的に見えます。
枝野 「野党共闘」の意味をしっかり考える必要があります。ほかの野党とは安倍政権よりはましな政権が必要という点では一致しています。
ただ、立憲民主党は日米安保重視だし、自衛隊合憲論だし、安保法制だって「違憲な部分はダメ」というスタンスです。その意味で例えば共産党とは大きく違う。
吟味もせず単に一緒に戦ってしまったら両方のよいところが消えてしまうと思います。だから、野党共同の選対本部も設置する気はありません。ただ、野党同士の"連携"はきっちりとやりますよ。
──共闘と連携はどう違うんですか?
枝野 連携であれば野党同士の政策のすり合わせはいりません。選挙であれば、参院選1人区(選挙において定数が1名の選挙区)の調整はしますが、それは「野党の共同選対」が決めたものであってはならないと考えています。
──なぜ?
枝野 2年前の参院選では、1人区において野党候補の一本化を実現しましたが、実は政党同士での調整は一切していません。
各地域ごとに、市民連合に象徴されるような有権者の動きのなかで、自民党の対抗馬をひとりに絞れというプレッシャーを受けて、各政党がそれぞれに応じた結果として、そうなった。
中央(野党の共同選対)が決めた政党間の駆け引きの産物ではなく、市民の要望によって候補者が一本化する。私は、1人区において野党候補が勝つためには、それしかありえないと思っています。
──ただ、野党がバラバラに戦うことで、与党が漁夫の利を得るという意見もあります。
枝野 野党の5党1会派それぞれの持ち味を生かす形で切磋琢磨して、複数の選択肢を示すことが、野党各党が最大限の票を得ることにつながる。野党が非自民という共通項で「共闘」しても、それは消極的で後ろ向きな選択肢を示しているだけです。
民主党は非自民の勢力を結集して政権を獲り、そして瓦解した。この失敗を二度と繰り返したくない。昨年10月2日に立憲民主党を立ち上げ、私の旗を明確に有権者に示しました。
この意見に賛成する人はどんどん入ってきてくださいと。その旗を「共闘」による政策のすり合わせで、ブレさせるつもりはありません。
──国民民主党の呼びかけに冷淡に見えるのは、「共闘」することで民主党時代のトラウマを有権者に呼び起こすことを恐れているのでは?
枝野 その見方はあまりに皮相的です。そもそも私の認識では、立憲民主党は民進党(民主党)から分かれた党ではなく、ゼロから建てた「新しい家」。
もちろん、民主、民進の両党は私に貴重な政治体験をさせてくれた場ではありますが、昨年10月2日で"過去の歴史"になりました。
──元仲間のよしみは関係ないと。
枝野 はい。(国民民主党の)前原誠司さんとは今でもカラオケに行こうと思えば一緒に行けますが、国民民主党だけと共闘するという発想そのものが今の私にはありません。
国民民主党から何か申し入れがあっても、「じゃあそれは2党ではなく、野党5党1会派でやりましょう」と全部返しています。
9月4日に玉木さんが党代表に当選した直後、ご本人から直接電話をもらったんですが、それにも「おめでとう。お互いにがんばってやっていきましょう」としか返していませんね。
>>2へ続く
https://news.nifty.com/article/domestic/government/12176-112240/