https://newsphere.jp/national/20190815-1/
8月5日、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ海兵隊の退役軍人の男性と、がんの闘病を続ける一人の女性が、ルイジアナ州内で
医療用大麻を購入した。医療用大麻の処方例としては、アメリカ南部諸州で初のケースだ。
ルイジアナ州議会が医療用大麻の患者への使用を認めてから、その実施に至るまで、4年の歳月を要したことになる。
現在ルイジアナ州内では、9つの薬局が医療用大麻処方の許可を受けている。そのほとんどが、8月上旬に大麻の販売を開始する見通しだ。
アメリカでは既に30以上の州で何らかの形で医療用大麻の処方が認められており、新たにルイジアナ州もここに加わった。
アメリカの連邦レベルでは大麻は依然として禁止されている。
しかしながら、連邦議会での法改正により、各州が定めた医療用大麻プログラムに司法省が干渉することは現在禁じられている。
ルイジアナ州ベルチャス出身、41歳の退役軍人の男性は5日、州内にある「キャピトル・ウェルネス・ソリューションズ」で医療用大麻を購入した。
男性は過去にカリフォルニア州で医療用大麻を試したことがあり、そのことによって自分の人生が変わったという。
この度、地元の州でも大麻が購入できるようになったことを喜ばしく思っている。
「私の家族にとって、今朝、それが現実のものとなりました。朝に目を覚して考えました。自分は家に帰ることができるのだ、
長い苦しみの末に、ようやくはじめて家族の前で合法的に大麻が使えるのだと。いまでも信じられない思いです」
と、退役軍人のゲイリー・ヘス氏は記者団に語る。
ルイジアナ州では、2つの企業が栽培事業者として州の公式認可を受けた。そのうちの1つが、GBサイエンス社。
同社は州の規制当局が最近実施した最終テストに合格し、正式に大麻の出荷を許可された。
そして5日の朝、ルイジアナ州内の登録医療施設向けに医療用大麻の出荷を開始した。
ルイジアナ州議会が2015年に大麻処方に向けた規制プログラムを策定して以来、州内では数百人の患者らがプログラム開始の日を待ちわびていた。
実際ここに至るまでには、大麻規制の在り方をめぐる多くの議論が交わされ、実施に向けたハードルがいくつも立ちふさがった。
医療用大麻法の制定に尽力したセントマーティン郡の薬剤師で、州上院議員も務めるフレッド・ミルズ氏は、実際に患者が大麻を入手できるようになるまで、
これほどの年数を要するとは思わなかったと語る。
ミルズ氏によると、がんや発作性疾患をわずらう患者たち、またそれ以外の健康弱者らからの「厳しい声」がミルズ氏のもとに繰り返し届けられ、
またその家族からも、「いつ大麻が販売開始になるのか」との問い合わせが数多く寄せられたという。
「最もつらかったのは、その人たちが確実にあてにできる確定的なスケジュールを伝えることができなかったことです」とミルズ氏は振りかえる。
ルイジアナ州バトンルージュに本社を置くキャピトル・ウェルネス・ソリューションズのオーナー、ランディ・マイア氏は5日、まるでスパ施設を思わせる
同社のオフィスで3名の患者らと面会し、リボンカット・セレモニーを開催した。
マイア氏の下では、ほかにも何百名にのぼる患者らが大麻の処方を待っている。
マイア氏は、誰からも批判を受けない安全な場所にいると彼らが感じられるよう、特別に居心地の良いオフィススペースを作りたいと語る。
同社に集う多くの患者たちに大きな安堵がもたらされたとマイア氏は言う。
「おそらく彼らのなかには、過去にはやむをえず、違法に医療用大麻を使った人もいたでしょう。しかし実際、今では合法的に
専門家から大麻使用のアドバイスを受けられるようになったのです」
現時点では、州内で医療用大麻の栽培場所として認められているのは、ルイジアナ州立大学の農業センターとサザン大学の農業センターの2ヶ所のみだ。
大麻の出荷開始が遅れた原因の一つには、ルイジアナ州立大学で実際に栽培事業を担当するGBサイエンス社と、州農務局の規制担当者らとの間で、
規制のあり方をめぐる意見の不一致があったことだ。
医療用大麻合法化の推進者らは、州当局側が不要な規制上のハードルを設定したと批判する。
(中略)
ルイジアナ州では、2015年の新法とその後の法改正によって、がん、発作性疾患、てんかん、緑内障、PTSD、パーキンソン病など、
数多くの疾患や障害の治療向けに医療用大麻の処方が認められた。
※続きはソースで
8月5日、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ海兵隊の退役軍人の男性と、がんの闘病を続ける一人の女性が、ルイジアナ州内で
医療用大麻を購入した。医療用大麻の処方例としては、アメリカ南部諸州で初のケースだ。
ルイジアナ州議会が医療用大麻の患者への使用を認めてから、その実施に至るまで、4年の歳月を要したことになる。
現在ルイジアナ州内では、9つの薬局が医療用大麻処方の許可を受けている。そのほとんどが、8月上旬に大麻の販売を開始する見通しだ。
アメリカでは既に30以上の州で何らかの形で医療用大麻の処方が認められており、新たにルイジアナ州もここに加わった。
アメリカの連邦レベルでは大麻は依然として禁止されている。
しかしながら、連邦議会での法改正により、各州が定めた医療用大麻プログラムに司法省が干渉することは現在禁じられている。
ルイジアナ州ベルチャス出身、41歳の退役軍人の男性は5日、州内にある「キャピトル・ウェルネス・ソリューションズ」で医療用大麻を購入した。
男性は過去にカリフォルニア州で医療用大麻を試したことがあり、そのことによって自分の人生が変わったという。
この度、地元の州でも大麻が購入できるようになったことを喜ばしく思っている。
「私の家族にとって、今朝、それが現実のものとなりました。朝に目を覚して考えました。自分は家に帰ることができるのだ、
長い苦しみの末に、ようやくはじめて家族の前で合法的に大麻が使えるのだと。いまでも信じられない思いです」
と、退役軍人のゲイリー・ヘス氏は記者団に語る。
ルイジアナ州では、2つの企業が栽培事業者として州の公式認可を受けた。そのうちの1つが、GBサイエンス社。
同社は州の規制当局が最近実施した最終テストに合格し、正式に大麻の出荷を許可された。
そして5日の朝、ルイジアナ州内の登録医療施設向けに医療用大麻の出荷を開始した。
ルイジアナ州議会が2015年に大麻処方に向けた規制プログラムを策定して以来、州内では数百人の患者らがプログラム開始の日を待ちわびていた。
実際ここに至るまでには、大麻規制の在り方をめぐる多くの議論が交わされ、実施に向けたハードルがいくつも立ちふさがった。
医療用大麻法の制定に尽力したセントマーティン郡の薬剤師で、州上院議員も務めるフレッド・ミルズ氏は、実際に患者が大麻を入手できるようになるまで、
これほどの年数を要するとは思わなかったと語る。
ミルズ氏によると、がんや発作性疾患をわずらう患者たち、またそれ以外の健康弱者らからの「厳しい声」がミルズ氏のもとに繰り返し届けられ、
またその家族からも、「いつ大麻が販売開始になるのか」との問い合わせが数多く寄せられたという。
「最もつらかったのは、その人たちが確実にあてにできる確定的なスケジュールを伝えることができなかったことです」とミルズ氏は振りかえる。
ルイジアナ州バトンルージュに本社を置くキャピトル・ウェルネス・ソリューションズのオーナー、ランディ・マイア氏は5日、まるでスパ施設を思わせる
同社のオフィスで3名の患者らと面会し、リボンカット・セレモニーを開催した。
マイア氏の下では、ほかにも何百名にのぼる患者らが大麻の処方を待っている。
マイア氏は、誰からも批判を受けない安全な場所にいると彼らが感じられるよう、特別に居心地の良いオフィススペースを作りたいと語る。
同社に集う多くの患者たちに大きな安堵がもたらされたとマイア氏は言う。
「おそらく彼らのなかには、過去にはやむをえず、違法に医療用大麻を使った人もいたでしょう。しかし実際、今では合法的に
専門家から大麻使用のアドバイスを受けられるようになったのです」
現時点では、州内で医療用大麻の栽培場所として認められているのは、ルイジアナ州立大学の農業センターとサザン大学の農業センターの2ヶ所のみだ。
大麻の出荷開始が遅れた原因の一つには、ルイジアナ州立大学で実際に栽培事業を担当するGBサイエンス社と、州農務局の規制担当者らとの間で、
規制のあり方をめぐる意見の不一致があったことだ。
医療用大麻合法化の推進者らは、州当局側が不要な規制上のハードルを設定したと批判する。
(中略)
ルイジアナ州では、2015年の新法とその後の法改正によって、がん、発作性疾患、てんかん、緑内障、PTSD、パーキンソン病など、
数多くの疾患や障害の治療向けに医療用大麻の処方が認められた。
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