0001次郎丸 ★2020/01/03(金) 17:22:41.85ID:+d+l6dkA9
保護者が教員からセクハラ被害 息子への「制裁」恐れて泣き寝入りも
島沢優子2020.1.3 17:00AERA
https://dot.asahi.com/aera/2019122700009.html
教員のセクハラ・パワハラが後を絶たない。中でも表面化しにくいのが、保護者が教員からセクハラを受けるケースだという。AERA 2019年12月30日−2020年1月6日合併号では、セクハラ被害を受けた保護者が苦しい胸の内を語った。
* * *
「先生、起きてください。着きましたよ」
2019年の夏、東海地方に住む40代の女性が、中学校のバレーボール部で息子を指導していた元顧問の男性教諭を初めて車で自宅に送った夜のことだ。
突然、教諭の右手が女性の左胸に伸びてきた。Tシャツの上からわしづかみにするように何度もさわる。
「やめてください。寝たふりしないでください」
払っても、払っても、伸びてくる手を必死に押さえた。
後部座席には、片道1時間かかる教諭の自宅までの送迎に付き合ってくれた別の部員の母親も乗っていた。狭い車内で、この母親が気づかないわけがない。女性は、
「助けて。先生をやめさせて」
と助けを求めたが、返事はない。教諭は押さえられた手を振りほどいてはまたさわるを繰り返したあと車を降りた。開けた窓から車に顔だけ突っ込むと、
「いやあ、〇〇さんの胸はすごかった」
と言って薄笑いを浮かべた。
女性が狼狽しつつ、同乗していた母親に、「あんなことをする先生なの」 と聞くと、「寂しいんじゃないの?」と言われた。教諭に妻子はいる。同乗していた母親は、「眠いから寝るわ」と何事もなかったような態度だった。この母親は、男性教諭のいわゆる“シンパ”だ。
教諭は道中で「頭が痛いから車を止めて」と言い、「休憩したいからホテルに行こう」と誘ってもいた。
このことは当初、ほかの誰にも言えなかった。
「自分が声を上げて、子どもが一生懸命取り組んでいる部活動に支障が出るのが怖かった。私さえ黙っていればいい。泣き寝入りになるけど、それも仕方がないと思った」
部活における教師の存在は絶大だ。あらゆる面でブラックな状態が野放しにされやすい。
女性は、シンパの母親から再び「先生と3人で飲もう」と呼び出され、教諭にホテルへ連れ込まれそうになった。ほかにも「〇〇さんの胸は……」と何度もからかうように言われるなど、屈辱的な仕打ちを受けた。それらすべてを、数少ない教諭シンパではない母親に打ち明けたところ「我慢するなんて、おかしいよ」と言われた。
女性はその後、教諭のシンパの母親たちに、教諭に自分へのわいせつ行為について謝罪してほしい旨を訴えたが、逆に「さわったという証拠はない。誘ったのはそっちだ」などと責められた。教諭は「不愉快な思いをさせたことは謝罪するが、さわっていない」などと言い訳をしていることも伝え聞いた。自分が誘ったことにされていることにショックを受けた。
女性は、勇気を振り絞って警察に被害届を出した。法務省の調査では、性的な被害に遭った人のうち、捜査機関に届け出た割合は14.3%。被害届がいかにハードルが高いかがわかる。
加えて、保護者が教職員からわいせつ行為を受けるケースはまれだ。文部科学省の調べによると、公立校で「わいせつ行為等により懲戒処分等を受けた教職員」は2017年度で210人。ここ数年は200人台前半で高止まりしている。行為の対象は、約半分が「自校の児童・生徒」で、次に多いのが自校の教職員。調査の対象属性に「保護者」はない。
一般的なケースではないからか、女性が1回目に訪ねた警察署では受理してもらえなかった。対応した署員からは、
「なぜすぐに通報しなかったのか? さわられた服からDNAが検出できたのに」
と被害を受けて1カ月以上経過している点を厳しく問われた。
「わかってもらえなかった。親が先生の意に反することをすると、子どもが制裁を受ける。わが子が人質だから通報できなかったと話したのですが」
事実、制裁は過酷だった。
以下省略
https://dot.asahi.com/aera/2019122700009.html?page=3
https://dot.asahi.com/aera/2019122700009.html?page=4
関連
【わいせつ先生】教員のわいせつ処分、過去最多 18年度282人、文科省調査
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1577177419/
島沢優子2020.1.3 17:00AERA
https://dot.asahi.com/aera/2019122700009.html
教員のセクハラ・パワハラが後を絶たない。中でも表面化しにくいのが、保護者が教員からセクハラを受けるケースだという。AERA 2019年12月30日−2020年1月6日合併号では、セクハラ被害を受けた保護者が苦しい胸の内を語った。
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「先生、起きてください。着きましたよ」
2019年の夏、東海地方に住む40代の女性が、中学校のバレーボール部で息子を指導していた元顧問の男性教諭を初めて車で自宅に送った夜のことだ。
突然、教諭の右手が女性の左胸に伸びてきた。Tシャツの上からわしづかみにするように何度もさわる。
「やめてください。寝たふりしないでください」
払っても、払っても、伸びてくる手を必死に押さえた。
後部座席には、片道1時間かかる教諭の自宅までの送迎に付き合ってくれた別の部員の母親も乗っていた。狭い車内で、この母親が気づかないわけがない。女性は、
「助けて。先生をやめさせて」
と助けを求めたが、返事はない。教諭は押さえられた手を振りほどいてはまたさわるを繰り返したあと車を降りた。開けた窓から車に顔だけ突っ込むと、
「いやあ、〇〇さんの胸はすごかった」
と言って薄笑いを浮かべた。
女性が狼狽しつつ、同乗していた母親に、「あんなことをする先生なの」 と聞くと、「寂しいんじゃないの?」と言われた。教諭に妻子はいる。同乗していた母親は、「眠いから寝るわ」と何事もなかったような態度だった。この母親は、男性教諭のいわゆる“シンパ”だ。
教諭は道中で「頭が痛いから車を止めて」と言い、「休憩したいからホテルに行こう」と誘ってもいた。
このことは当初、ほかの誰にも言えなかった。
「自分が声を上げて、子どもが一生懸命取り組んでいる部活動に支障が出るのが怖かった。私さえ黙っていればいい。泣き寝入りになるけど、それも仕方がないと思った」
部活における教師の存在は絶大だ。あらゆる面でブラックな状態が野放しにされやすい。
女性は、シンパの母親から再び「先生と3人で飲もう」と呼び出され、教諭にホテルへ連れ込まれそうになった。ほかにも「〇〇さんの胸は……」と何度もからかうように言われるなど、屈辱的な仕打ちを受けた。それらすべてを、数少ない教諭シンパではない母親に打ち明けたところ「我慢するなんて、おかしいよ」と言われた。
女性はその後、教諭のシンパの母親たちに、教諭に自分へのわいせつ行為について謝罪してほしい旨を訴えたが、逆に「さわったという証拠はない。誘ったのはそっちだ」などと責められた。教諭は「不愉快な思いをさせたことは謝罪するが、さわっていない」などと言い訳をしていることも伝え聞いた。自分が誘ったことにされていることにショックを受けた。
女性は、勇気を振り絞って警察に被害届を出した。法務省の調査では、性的な被害に遭った人のうち、捜査機関に届け出た割合は14.3%。被害届がいかにハードルが高いかがわかる。
加えて、保護者が教職員からわいせつ行為を受けるケースはまれだ。文部科学省の調べによると、公立校で「わいせつ行為等により懲戒処分等を受けた教職員」は2017年度で210人。ここ数年は200人台前半で高止まりしている。行為の対象は、約半分が「自校の児童・生徒」で、次に多いのが自校の教職員。調査の対象属性に「保護者」はない。
一般的なケースではないからか、女性が1回目に訪ねた警察署では受理してもらえなかった。対応した署員からは、
「なぜすぐに通報しなかったのか? さわられた服からDNAが検出できたのに」
と被害を受けて1カ月以上経過している点を厳しく問われた。
「わかってもらえなかった。親が先生の意に反することをすると、子どもが制裁を受ける。わが子が人質だから通報できなかったと話したのですが」
事実、制裁は過酷だった。
以下省略
https://dot.asahi.com/aera/2019122700009.html?page=3
https://dot.asahi.com/aera/2019122700009.html?page=4
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【わいせつ先生】教員のわいせつ処分、過去最多 18年度282人、文科省調査
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