0001サーバル ★2020/04/08(水) 10:00:46.48ID:CNckOXm09
暗いことが続いている地球上だが、地球全体を明るく照らす天体ニュースがある。昨年末に発見された彗星「ATLAS彗星(C/2019 Y4)」が、地球近くを通過するという。
2020年5月末頃、最大光度に達する彗星は月よりも明るく輝くかもしれないという。条件がそろえば、春の夜空を月と彗星の2つが地球を照らしている姿を肉眼で観察することができる。
おおぐま座の方角でATLAS彗星(C/2019 Y4)が発見されたのは昨年12月28日のこと。そのときは微かな輝きだったが、たった数ヶ月で劇的に明るくなった。
ATLAS彗星は1844年の大彗星と同じ軌道を持つことから、これとの関係性が推測されている。その公転周期は6124年であり、太陽系外縁の彼方よりやってくる長周期彗星だ。
なおATLASという名称は、これを発見したハワイの観測システム「Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System(小惑星地球衝突最終警報システム)」に因んだものだ。
12月の段階では太陽から4億3900万キロも離れていた。だから明るさも20等と、裸眼で見える星々の39万8000分の1しかなかったのは仕方がない。
https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52289184/
(略)
実際、最新の光度データをプロットしてみると光度の下降傾向は明らかで、大彗星はおろか、今後消滅してしまう可能性すら出てきました。一般の方を含め、みんなが楽しめる彗星としては、残念ながら事実上「終わった」と見ていいでしょう。
ところで、太陽に接近するにつれ、熱や潮汐力で核が崩壊して彗星が消滅してしまうのは珍しいことではありません。
(略)
今回のアトラス彗星の場合、今のところ粉々にまでには崩壊はしていないようなので*2、運が良ければ、崩壊し残った核が再び彗星活動を始めて明るさを増す可能性もゼロではありません。それでも肉眼等級に達するかどうか難しいところかと思います。
思えば、遠方にあった時の活動があまりに激しすぎました。異常な活動で明るさに下駄をはかされていた形だったわけで、おそらくは想像以上に小さな核だったのでしょう。
https://hpn.hatenablog.com/entry/2020/04/07/190749
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hp2/20200407/20200407185101.png
2020年5月末頃、最大光度に達する彗星は月よりも明るく輝くかもしれないという。条件がそろえば、春の夜空を月と彗星の2つが地球を照らしている姿を肉眼で観察することができる。
おおぐま座の方角でATLAS彗星(C/2019 Y4)が発見されたのは昨年12月28日のこと。そのときは微かな輝きだったが、たった数ヶ月で劇的に明るくなった。
ATLAS彗星は1844年の大彗星と同じ軌道を持つことから、これとの関係性が推測されている。その公転周期は6124年であり、太陽系外縁の彼方よりやってくる長周期彗星だ。
なおATLASという名称は、これを発見したハワイの観測システム「Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System(小惑星地球衝突最終警報システム)」に因んだものだ。
12月の段階では太陽から4億3900万キロも離れていた。だから明るさも20等と、裸眼で見える星々の39万8000分の1しかなかったのは仕方がない。
https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52289184/
(略)
実際、最新の光度データをプロットしてみると光度の下降傾向は明らかで、大彗星はおろか、今後消滅してしまう可能性すら出てきました。一般の方を含め、みんなが楽しめる彗星としては、残念ながら事実上「終わった」と見ていいでしょう。
ところで、太陽に接近するにつれ、熱や潮汐力で核が崩壊して彗星が消滅してしまうのは珍しいことではありません。
(略)
今回のアトラス彗星の場合、今のところ粉々にまでには崩壊はしていないようなので*2、運が良ければ、崩壊し残った核が再び彗星活動を始めて明るさを増す可能性もゼロではありません。それでも肉眼等級に達するかどうか難しいところかと思います。
思えば、遠方にあった時の活動があまりに激しすぎました。異常な活動で明るさに下駄をはかされていた形だったわけで、おそらくは想像以上に小さな核だったのでしょう。
https://hpn.hatenablog.com/entry/2020/04/07/190749
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hp2/20200407/20200407185101.png