0001砂漠のマスカレード ★2020/04/14(火) 20:01:27.40ID:kDGj3B5F9
2020年の大学入試の「真の実力校」はどの高校か。学校の規模に左右されない実績を探るべく、東大・京大をはじめとする旧帝大、一橋大、東工大、神戸大の難関10大学への「合格率」を分析した。今年のトップ10は、毎年常連の私立中高一貫校に、公立の伝統校が割って入る結果となった。
* * *
合格率は、旧帝大の東大、京大、北海道大、東北大、名古屋大、大阪大、九州大の7大学に、一橋大、東工大、神戸大を加えた10大学の合計合格者数(推薦・AOの合格者、浪人なども含む)を、各高校の卒業生数で割って算出している。合格者数ではなく割合で比較することで、学校の規模に左右されない“実績”が見えてくる。
表は、難関10大学の合格率の高いトップ50校のランキング(*注)。今年も、上位には常連校が並ぶ。顔ぶれはおなじみだが、その中で順位の入れ替えがあった。
トップ3はいずれも関西の中高一貫の私立男子校。1位は灘(兵庫)で、東大79人、京大49人と6割近くが東西の最高学府に合格し、10大学の合格率は78・2%に上った。特に東大理三に14人、京大医学部医学科に24人と、医学部合格の強さで他を圧倒している。
2位は東大寺学園(奈良)。東大に36人、京大に60人が合格。実は京大合格者数はゆるやかな減少傾向にあり、逆に東大合格者数が伸びている。このような「東大シフト」の動きは、一部の関西私立高で近年みられる傾向だ。3位の甲陽学院(兵庫)もトップ3常連の実力校の一つ。2位との差はわずかだった。
一方、昨年1位だった筑波大附駒場(東京)は、今年は5位。8年ぶりに東大合格者数が3ケタを割り、5位となった。
大学通信の安田賢治常務はこう分析する。
「今年の東大の2次試験は英語が難しく、英語が得意な女子に有利に働いたのかもしれません。トップの男子校では、英語は本人任せというところもあると聞きます」
筑駒だけでなく、大阪星光学院(大阪)や麻布(東京、合格率31・8%)も今年は順位を落としている。
逆に、安田さんが「英語を通したグローバル教育に力を入れている」と評する40位の海城(東京)は、東大が昨年より13人増え、5年ぶりに50人を超えた。
昨年のトップ5は、中高一貫の男子校で占められていたが、今年は公立校の北野(大阪)がそこに割って入った。合格率61・1%で4位。特に、京大合格者数は前年比28人増で3ケタに到達し、3年連続でナンバーワンに輝いた。阪大53人、神戸大36人など、関西で存在感を示している。
「背景にあるのは大阪府立高校の復権です。2011年からの教育改革の成果といえるでしょう」
と安田さんは説明する。そのもう一つの好例が、9位にランクインした天王寺(大阪)だ。京大は、北野に次ぐ合格者数で、前年比29人増の76人。
「この2校が京大合格者数でワン、ツーに輝くのは約40年ぶり。府の教育改革で文理学科を設置し、優秀な子は、北なら北野へ、南なら天王寺へ集中するようになりました」(安田さん)
もう一校、注目すべきは7位の札幌南(北海道)。計169人の合格者のうち、地元北大は約半分の90人。東大と京大に計31人合格したほか、東北大15人、阪大10人、最も離れた九大にも7人など、旧帝大への合格で実績を残した。
結果として、公立校が3校トップ10入りした。
■公立伝統校から地元の旧帝大に
今年は混戦状態だったのが、学区が二つに分かれる愛知県だ。27位の一宮は、東大、京大の合格者数では西のトップ校とされる旭丘、明和、東の岡崎の3校に劣るが、名大の合格者数が急増している。昨年までの3年間は70人前後だったが、今年は前年比27人増の95人が合格。特に現役の人数が多く、うち69人となっている。
「今年は現役の受験者が少なめでしたが、合格者は多かった。名古屋大の倍率が低かったこともあると思いますが、日ごろから可能性を狭めず、第1志望を貫くよう指導しています」(進路指導担当者)
合格率を伸ばした高校で注目すべきは、22位の奈良(奈良)だ。京大に前年比22人増の53人、神戸大も20人増の53人となり、合格率は、昨年の34・7%から10ポイントもアップした。進路担当教諭はこう説明する。
「一昨年の夏から京大見学を実施。今年の現役生は初めて参加した学年です。OB、OGの京大生から話を直接聞いたことで、志望者が増えたのではないかと思います。また、今年の現役は例年よりもSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の生徒が多く、勉強に対する意欲も高かったです」
4/14(火) 8:00 Yahoo!ニュース
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/dot.asahi.com/amp/wa/2020041000068.html%3Fusqp%3Dmq331AQRKAGYAYr39OXj19L_ugGwASA%253D
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合格率は、旧帝大の東大、京大、北海道大、東北大、名古屋大、大阪大、九州大の7大学に、一橋大、東工大、神戸大を加えた10大学の合計合格者数(推薦・AOの合格者、浪人なども含む)を、各高校の卒業生数で割って算出している。合格者数ではなく割合で比較することで、学校の規模に左右されない“実績”が見えてくる。
表は、難関10大学の合格率の高いトップ50校のランキング(*注)。今年も、上位には常連校が並ぶ。顔ぶれはおなじみだが、その中で順位の入れ替えがあった。
トップ3はいずれも関西の中高一貫の私立男子校。1位は灘(兵庫)で、東大79人、京大49人と6割近くが東西の最高学府に合格し、10大学の合格率は78・2%に上った。特に東大理三に14人、京大医学部医学科に24人と、医学部合格の強さで他を圧倒している。
2位は東大寺学園(奈良)。東大に36人、京大に60人が合格。実は京大合格者数はゆるやかな減少傾向にあり、逆に東大合格者数が伸びている。このような「東大シフト」の動きは、一部の関西私立高で近年みられる傾向だ。3位の甲陽学院(兵庫)もトップ3常連の実力校の一つ。2位との差はわずかだった。
一方、昨年1位だった筑波大附駒場(東京)は、今年は5位。8年ぶりに東大合格者数が3ケタを割り、5位となった。
大学通信の安田賢治常務はこう分析する。
「今年の東大の2次試験は英語が難しく、英語が得意な女子に有利に働いたのかもしれません。トップの男子校では、英語は本人任せというところもあると聞きます」
筑駒だけでなく、大阪星光学院(大阪)や麻布(東京、合格率31・8%)も今年は順位を落としている。
逆に、安田さんが「英語を通したグローバル教育に力を入れている」と評する40位の海城(東京)は、東大が昨年より13人増え、5年ぶりに50人を超えた。
昨年のトップ5は、中高一貫の男子校で占められていたが、今年は公立校の北野(大阪)がそこに割って入った。合格率61・1%で4位。特に、京大合格者数は前年比28人増で3ケタに到達し、3年連続でナンバーワンに輝いた。阪大53人、神戸大36人など、関西で存在感を示している。
「背景にあるのは大阪府立高校の復権です。2011年からの教育改革の成果といえるでしょう」
と安田さんは説明する。そのもう一つの好例が、9位にランクインした天王寺(大阪)だ。京大は、北野に次ぐ合格者数で、前年比29人増の76人。
「この2校が京大合格者数でワン、ツーに輝くのは約40年ぶり。府の教育改革で文理学科を設置し、優秀な子は、北なら北野へ、南なら天王寺へ集中するようになりました」(安田さん)
もう一校、注目すべきは7位の札幌南(北海道)。計169人の合格者のうち、地元北大は約半分の90人。東大と京大に計31人合格したほか、東北大15人、阪大10人、最も離れた九大にも7人など、旧帝大への合格で実績を残した。
結果として、公立校が3校トップ10入りした。
■公立伝統校から地元の旧帝大に
今年は混戦状態だったのが、学区が二つに分かれる愛知県だ。27位の一宮は、東大、京大の合格者数では西のトップ校とされる旭丘、明和、東の岡崎の3校に劣るが、名大の合格者数が急増している。昨年までの3年間は70人前後だったが、今年は前年比27人増の95人が合格。特に現役の人数が多く、うち69人となっている。
「今年は現役の受験者が少なめでしたが、合格者は多かった。名古屋大の倍率が低かったこともあると思いますが、日ごろから可能性を狭めず、第1志望を貫くよう指導しています」(進路指導担当者)
合格率を伸ばした高校で注目すべきは、22位の奈良(奈良)だ。京大に前年比22人増の53人、神戸大も20人増の53人となり、合格率は、昨年の34・7%から10ポイントもアップした。進路担当教諭はこう説明する。
「一昨年の夏から京大見学を実施。今年の現役生は初めて参加した学年です。OB、OGの京大生から話を直接聞いたことで、志望者が増えたのではないかと思います。また、今年の現役は例年よりもSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の生徒が多く、勉強に対する意欲も高かったです」
4/14(火) 8:00 Yahoo!ニュース
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/dot.asahi.com/amp/wa/2020041000068.html%3Fusqp%3Dmq331AQRKAGYAYr39OXj19L_ugGwASA%253D