KDDI(au)は21日、自社ポイントを共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」と統合したと発表した。スマートフォン決済「auペイ」でポンタのカードを提示して決済すると、最大2倍のポイントがたまる。ポンタと合わせて1億超の会員基盤を活用し、決済や電子商取引(EC)など非通信サービスとの連携を広げる。
auペイのアプリ上でポンタカードと連携できるほか、新規発行にも対応。ポンタでは100円または200円ごとに1ポイントたまるが、auペイで支払うとさらに200円ごとに1ポイントを付与する。たまったポイントは190万カ所を超える加盟店やネット通販などで使える。
KDDIは2019年12月にローソンと資本業務提携し、ローソンが導入するポンタ運営会社のロイヤリティマーケティング(東京・渋谷)に20%出資した。スマホ決済では後発ながら、9400万超の会員を持つポンタとの連携をテコに巻き返しを図っている。ローソンでは6月からau以外の利用者にも最大5%を還元する。
KDDIは今年2〜3月に毎週10億円分のポイントを還元するキャンペーンを実施した。21日のオンライン記者会見で、パーソナル事業本部サービス統括本部の多田一国・副統括本部長は「(新型コロナウイルスの感染拡大による)社会情勢を踏まえつつ、今後も比較的大きなキャンペーンを打っていきたい」と述べた。
携帯大手は金融やネット通販といった非通信サービスを増やし、契約者の満足度を高める戦略を取っている。KDDIは金融持ち株会社のauフィナンシャルホールディングス(HD)と組み、複数サービスを1つのアプリで提供する「スーパーアプリ」化を進める。auペイのアプリ上で資産運用や保険などの金融サービスを拡充する考えだ。(駿河翼)
2020/5/21 13:52
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59373290R20C20A5X30000/
https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXMZO5937327021052020X30001-PN1-2.jpg?auto=format%2Ccompress&ch=Width%2CDPR&fit=max&ixlib=java-1.2.0&s=deb7681f2cf2c89b4b23042a277079e1
auペイのアプリ上でポンタカードと連携できるほか、新規発行にも対応。ポンタでは100円または200円ごとに1ポイントたまるが、auペイで支払うとさらに200円ごとに1ポイントを付与する。たまったポイントは190万カ所を超える加盟店やネット通販などで使える。
KDDIは2019年12月にローソンと資本業務提携し、ローソンが導入するポンタ運営会社のロイヤリティマーケティング(東京・渋谷)に20%出資した。スマホ決済では後発ながら、9400万超の会員を持つポンタとの連携をテコに巻き返しを図っている。ローソンでは6月からau以外の利用者にも最大5%を還元する。
KDDIは今年2〜3月に毎週10億円分のポイントを還元するキャンペーンを実施した。21日のオンライン記者会見で、パーソナル事業本部サービス統括本部の多田一国・副統括本部長は「(新型コロナウイルスの感染拡大による)社会情勢を踏まえつつ、今後も比較的大きなキャンペーンを打っていきたい」と述べた。
携帯大手は金融やネット通販といった非通信サービスを増やし、契約者の満足度を高める戦略を取っている。KDDIは金融持ち株会社のauフィナンシャルホールディングス(HD)と組み、複数サービスを1つのアプリで提供する「スーパーアプリ」化を進める。auペイのアプリ上で資産運用や保険などの金融サービスを拡充する考えだ。(駿河翼)
2020/5/21 13:52
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59373290R20C20A5X30000/
https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXMZO5937327021052020X30001-PN1-2.jpg?auto=format%2Ccompress&ch=Width%2CDPR&fit=max&ixlib=java-1.2.0&s=deb7681f2cf2c89b4b23042a277079e1