0001朝一から閉店までφ ★2020/09/05(土) 18:37:32.54ID:I7TpFCq89
刑務官(右)のボイスレコーダー(音声記録装置)にラジオ番組用のナレーションを吹き込むDJ担当の受刑者
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リクエスト曲とメッセージが書き込まれた用紙
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岡山市北区牟佐の岡山刑務所で40年続いている週1回の“ラジオ番組”がある。受刑者のリクエスト曲とメッセージを受刑者自身がディスクジョッキー(DJ)となって所内限定で放送する番組だ。「昔を思い出して後悔で涙が止まらない」「家族や仲間にこの曲を贈りたい」。受刑者たちはさまざまな思いを曲に託し、自身の罪と向き合っている。
番組は1980年、同刑務所が独自に始めた。毎週土曜の午後9時から30分程度放送している。
受刑者は月1回配られる用紙に、同刑務所に寄付などされたCDやミニディスク(MD)をデータ化した選曲リスト(約9千曲)から希望の曲を選び、メッセージを添えて提出。DJ担当となった受刑者がその中から1カ月分の曲(各週6曲)を選んで、曲紹介とともにメッセージを読み上げる。刑務官がそれを録音して編集し、流している。
番組では演歌からポップスまでさまざまな曲とともに〈誕生日を迎えた友に贈ります〉〈目標に向かって互いに頑張ろう〉などとメッセージが語られる。DJ担当の男性(40)は「受刑者の思いを代弁するので、責任は重い」と話す。
同刑務所は主に初犯で刑期10年以上の男性を収容。殺人や強盗など重い罪を犯したという受刑者も少なくない。
息子がよく口ずさんでいた浜崎あゆみさんの曲を以前リクエストしたという男性(47)は「家族を思い出しては自分が情けなくて後悔から涙が止まらなかった」と立ち直りを誓う。
自身の結婚式で流した「CHAGE and ASKA」の曲を選んだという男性(45)は「当時を思い出し、自分が犯した罪の重さとともに被害者とその家族に与えた苦しみの大きさを感じている。こんな自分がラジオを聞いていていいのかと自問自答もしている」と打ち明ける。
望月英也所長は「更生の道のりは、被害者への贖罪(しょくざい)を積み重ねることが何より重要。自らを見つめ続けるためのラジオ番組としてこれからも続けていきたい」と話す。
(2020年09月04日 21時13分 更新)
https://www.sanyonews.jp/article/1048574?rct=syuyo
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リクエスト曲とメッセージが書き込まれた用紙
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岡山市北区牟佐の岡山刑務所で40年続いている週1回の“ラジオ番組”がある。受刑者のリクエスト曲とメッセージを受刑者自身がディスクジョッキー(DJ)となって所内限定で放送する番組だ。「昔を思い出して後悔で涙が止まらない」「家族や仲間にこの曲を贈りたい」。受刑者たちはさまざまな思いを曲に託し、自身の罪と向き合っている。
番組は1980年、同刑務所が独自に始めた。毎週土曜の午後9時から30分程度放送している。
受刑者は月1回配られる用紙に、同刑務所に寄付などされたCDやミニディスク(MD)をデータ化した選曲リスト(約9千曲)から希望の曲を選び、メッセージを添えて提出。DJ担当となった受刑者がその中から1カ月分の曲(各週6曲)を選んで、曲紹介とともにメッセージを読み上げる。刑務官がそれを録音して編集し、流している。
番組では演歌からポップスまでさまざまな曲とともに〈誕生日を迎えた友に贈ります〉〈目標に向かって互いに頑張ろう〉などとメッセージが語られる。DJ担当の男性(40)は「受刑者の思いを代弁するので、責任は重い」と話す。
同刑務所は主に初犯で刑期10年以上の男性を収容。殺人や強盗など重い罪を犯したという受刑者も少なくない。
息子がよく口ずさんでいた浜崎あゆみさんの曲を以前リクエストしたという男性(47)は「家族を思い出しては自分が情けなくて後悔から涙が止まらなかった」と立ち直りを誓う。
自身の結婚式で流した「CHAGE and ASKA」の曲を選んだという男性(45)は「当時を思い出し、自分が犯した罪の重さとともに被害者とその家族に与えた苦しみの大きさを感じている。こんな自分がラジオを聞いていていいのかと自問自答もしている」と打ち明ける。
望月英也所長は「更生の道のりは、被害者への贖罪(しょくざい)を積み重ねることが何より重要。自らを見つめ続けるためのラジオ番組としてこれからも続けていきたい」と話す。
(2020年09月04日 21時13分 更新)
https://www.sanyonews.jp/article/1048574?rct=syuyo