0001靄々 ★2021/04/19(月) 22:24:56.51ID:D0BabDZN9
※sorae 宇宙へのポータルサイト
1年が地球の2日半という短さのスーパーアース、36光年先に見つかる
カナリア天体物理学研究所(IAC)のBorja Toledo Padron氏らの研究グループは、およそ36光年先にある恒星「グリーゼ740」(GJ 740)を周回する系外惑星「グリーゼ740 b」を発見したとする研究成果を発表しました。
グリーゼ740は直径と質量がどちらも太陽の半分ほどの赤色矮星(表面温度は摂氏約3600度)で、「へび座」の方向にあります。その周囲を公転する系外惑星グリーゼ740 bは、最小質量が地球の約3倍のスーパーアース(大型の地球型惑星)とみられています。
地球型の岩石惑星はその環境も気になるところですが、研究グループによるとグリーゼ740 bは主星であるグリーゼ740から約0.029天文単位(地球から太陽までの距離の約3パーセント)しか離れておらず、公転周期(つまりグリーゼ740 bにとっての「1年」)は約2.4日という短さ。主星に近いため、グリーゼ740 b表面の平衡温度は摂氏約550度と算出されています。
■詳しい性質を知るために期待される将来の追加観測
これまでに見つかった4300個以上の系外惑星の多くは、「視線速度法」や「トランジット法」といった間接的な手法を用いて検出されてきました。視線速度法とは、系外惑星の公転にともなって円を描くようにわずかに揺さぶられる主星の動きのうち、地球から見た視線方向の動きを主星の色のわずかな変化をもとに捉えて、系外惑星を検出する手法。もう一つのトランジット法とは、系外惑星が主星(恒星)の手前を横切る「トランジット(transit)」を起こした際に生じる主星の明るさのわずかな変化をもとに、系外惑星を検出する手法です。
今回研究グループが利用したのは地上の望遠鏡に設置された観測装置(ヨーロッパ南天天文台の「HARPS」、イタリア国立天体物理学研究所の「HARPS-N」、カラー・アルト天文台の「CARMENES」)によって取得された視線速度法による観測データでしたが、この方法では系外惑星の公転周期や最小質量を導き出すことはできるものの、直径を知ることができません。
グリーゼ740 bの直径は地球の約1.4倍と推定されていますが、より正確な値を調べるにはトランジット法による追加観測が必要です。研究グループではアメリカ航空宇宙局(NASA)の系外惑星探査衛星「TESS」や欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡「ケオプス(CHEOPS)」による観測に期待を寄せています。
※以下略、全文はソースからご覧ください。
赤色矮星「グリーゼ740」(奥)を公転する系外惑星「グリーゼ740 b」(手前)を描いた想像図
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210419-00010001-sorae_jp-000-1-view.jpg
https://news.yahoo.co.jp/articles/a203ad06b3fc5f6abbfd21888c0da8ccd2b2e0d7
4/19(月) 20:59配信 sorae 宇宙へのポータルサイト
1年が地球の2日半という短さのスーパーアース、36光年先に見つかる
カナリア天体物理学研究所(IAC)のBorja Toledo Padron氏らの研究グループは、およそ36光年先にある恒星「グリーゼ740」(GJ 740)を周回する系外惑星「グリーゼ740 b」を発見したとする研究成果を発表しました。
グリーゼ740は直径と質量がどちらも太陽の半分ほどの赤色矮星(表面温度は摂氏約3600度)で、「へび座」の方向にあります。その周囲を公転する系外惑星グリーゼ740 bは、最小質量が地球の約3倍のスーパーアース(大型の地球型惑星)とみられています。
地球型の岩石惑星はその環境も気になるところですが、研究グループによるとグリーゼ740 bは主星であるグリーゼ740から約0.029天文単位(地球から太陽までの距離の約3パーセント)しか離れておらず、公転周期(つまりグリーゼ740 bにとっての「1年」)は約2.4日という短さ。主星に近いため、グリーゼ740 b表面の平衡温度は摂氏約550度と算出されています。
■詳しい性質を知るために期待される将来の追加観測
これまでに見つかった4300個以上の系外惑星の多くは、「視線速度法」や「トランジット法」といった間接的な手法を用いて検出されてきました。視線速度法とは、系外惑星の公転にともなって円を描くようにわずかに揺さぶられる主星の動きのうち、地球から見た視線方向の動きを主星の色のわずかな変化をもとに捉えて、系外惑星を検出する手法。もう一つのトランジット法とは、系外惑星が主星(恒星)の手前を横切る「トランジット(transit)」を起こした際に生じる主星の明るさのわずかな変化をもとに、系外惑星を検出する手法です。
今回研究グループが利用したのは地上の望遠鏡に設置された観測装置(ヨーロッパ南天天文台の「HARPS」、イタリア国立天体物理学研究所の「HARPS-N」、カラー・アルト天文台の「CARMENES」)によって取得された視線速度法による観測データでしたが、この方法では系外惑星の公転周期や最小質量を導き出すことはできるものの、直径を知ることができません。
グリーゼ740 bの直径は地球の約1.4倍と推定されていますが、より正確な値を調べるにはトランジット法による追加観測が必要です。研究グループではアメリカ航空宇宙局(NASA)の系外惑星探査衛星「TESS」や欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡「ケオプス(CHEOPS)」による観測に期待を寄せています。
※以下略、全文はソースからご覧ください。
赤色矮星「グリーゼ740」(奥)を公転する系外惑星「グリーゼ740 b」(手前)を描いた想像図
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210419-00010001-sorae_jp-000-1-view.jpg
https://news.yahoo.co.jp/articles/a203ad06b3fc5f6abbfd21888c0da8ccd2b2e0d7
4/19(月) 20:59配信 sorae 宇宙へのポータルサイト