0001どこさ ★2021/04/25(日) 19:03:44.00ID:O7nnKpnG9
「米軍は中国軍より弱い」とアメリカが主張する狙いは?
Newsweek 遠藤誉 2021年4月22日(木)11時02分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/04/post-96131.php
米アジア太平洋軍の司令官は「米軍は中国軍より弱いし、中国は6年以内に台湾を武力攻撃する」と言っている。本当か?アメリカが、自国軍が弱いと主張する目的は何か?それは日本にどういう影響を与えるのか?
◆米軍が中国軍に負けると主張するアメリカ
(略)
今年3月9日、米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン司令官が米上院軍事委員会の公聴会で、今後6年以内に中国が台湾を侵攻する可能性があると証言した。
https://www.defense.gov/Newsroom/Releases/Release/Article/2332126/dod-releases-2020-report-on-military-and-security-developments-involving-the-pe/
https://news.usni.org/2021/03/09/davidson-china-could-try-to-take-control-of-taiwan-in-next-six-years
https://www.defensenews.com/congress/2021/03/09/guam-is-a-target-today-pacific-chief-pitches-aegis-ashore-to-congress/
Clinton Hinote(クリントン・ヒノテ)米空軍中将
「ウォーゲームの傾向は、単に米軍が敗けるというだけではなく、敗けるまでの時間が年々短くなってきて、最近では瞬時に米軍が中国軍に敗ける傾向にある」
https://en.wikipedia.org/wiki/S._Clinton_Hinote
https://news.yahoo.com/were-going-to-lose-fast-us-air-force-held-a-war-game-that-started-with-a-chinese-biological-attack-170003936.html
◆中国は中国軍の実力をどう見ているのか?
今年2月に軍事評論家の張召忠氏(国防大学教授、元海軍少将)
「中国軍の実力に比べて、米軍の実力は遥かに上で、米軍のその地位は揺るぎない」
https://www.163.com/dy/article/F4FQ9O1A0515F0SL.html
◆米軍側が「米軍は中国軍よりも弱い」と主張する目的は何か?
(略)
それを理解するには、今後6年以内に中国が台湾を侵攻する可能性があると証言したデービッドソン司令官が、公聴会で「(中国が)やろうとしていることの代償は高くつくと中国に知らしめるために、オーストラリアと日本に配備予定のイージス・システムに加え、攻撃兵器に予算をつけるよう議会に求めた」ということに注目しなければならないだろう。
すなわち、「中距離弾道ミサイルの日本配備」を求めているということだ。
前述したように米露間にはINF廃棄条約があったため、中国軍が中距離弾道ミサイルを1250発以上保有しているのに対し、米軍は全く持っていなかった。そこでトランプ元大統領はINF廃棄条約から脱退し(2019年8月2日)、アメリカも自由に製造することができるようにして、ポストINFを配備してくれる国を探していた。韓国の文在寅大統領は習近平に忖度して断ったが、オーストラリアの首相は親中派のターンブル氏から嫌中派のモリソン首相に替わったので、候補地としてはオーストラリアと日本ということになる。
6年以内に中国が台湾を武力攻撃すると言ったのは、日本には尖閣諸島があり、すぐさま影響を受けるだろうことを示唆したものだ。日本が自国を守りたければ、矢面に立つ覚悟を持てという意味で、「米軍は中国軍より弱い」と誇張して、本気で「中国軍に脅威を感じている」と日本にシグナルを発する。
もっとも、米軍全体の軍事力は中国軍より強かったとしても、第一列島線の戦闘において中国は、いざとなれば全ての軍事力(中国人民解放軍200万人以上)を投入することができるのに対して、有事の時にアメリカが投入できる軍隊は30万人にも満たない。それも在日米軍や在韓米軍および第七艦隊も含めてのことだ。これは全米軍の20%程度で、中国が100%の兵力を使えることと、中国には航空母艦からでなく「陸地にあるミサイル全てを使うことができる」というメリットがあることを考えれば、たしかに米軍は弱いことになる。
となればなおさら、日本には以下のようなことが求められていることになる。
(1)ポストINFとして中距離弾道ミサイルを日本に配備すること。
(2)憲法を改正して日本が軍隊を持つこと。
(3)在日米軍の経費を日本が増額すること。
(4)何よりも残り80%の米軍に代わって日本が矢面で戦う覚悟を持つこと。
日本にとっては実に厳しい現実が目の前に横たわっている。
◆中国が台湾を武力攻撃するのは、どういう場合か?
それでは、中国は本気で台湾を武力攻撃するだろうか?(略)
台湾政府が独立を叫ばない限り、中国が積極的に武力攻撃することはない。(略)
Newsweek 遠藤誉 2021年4月22日(木)11時02分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/04/post-96131.php
米アジア太平洋軍の司令官は「米軍は中国軍より弱いし、中国は6年以内に台湾を武力攻撃する」と言っている。本当か?アメリカが、自国軍が弱いと主張する目的は何か?それは日本にどういう影響を与えるのか?
◆米軍が中国軍に負けると主張するアメリカ
(略)
今年3月9日、米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン司令官が米上院軍事委員会の公聴会で、今後6年以内に中国が台湾を侵攻する可能性があると証言した。
https://www.defense.gov/Newsroom/Releases/Release/Article/2332126/dod-releases-2020-report-on-military-and-security-developments-involving-the-pe/
https://news.usni.org/2021/03/09/davidson-china-could-try-to-take-control-of-taiwan-in-next-six-years
https://www.defensenews.com/congress/2021/03/09/guam-is-a-target-today-pacific-chief-pitches-aegis-ashore-to-congress/
Clinton Hinote(クリントン・ヒノテ)米空軍中将
「ウォーゲームの傾向は、単に米軍が敗けるというだけではなく、敗けるまでの時間が年々短くなってきて、最近では瞬時に米軍が中国軍に敗ける傾向にある」
https://en.wikipedia.org/wiki/S._Clinton_Hinote
https://news.yahoo.com/were-going-to-lose-fast-us-air-force-held-a-war-game-that-started-with-a-chinese-biological-attack-170003936.html
◆中国は中国軍の実力をどう見ているのか?
今年2月に軍事評論家の張召忠氏(国防大学教授、元海軍少将)
「中国軍の実力に比べて、米軍の実力は遥かに上で、米軍のその地位は揺るぎない」
https://www.163.com/dy/article/F4FQ9O1A0515F0SL.html
◆米軍側が「米軍は中国軍よりも弱い」と主張する目的は何か?
(略)
それを理解するには、今後6年以内に中国が台湾を侵攻する可能性があると証言したデービッドソン司令官が、公聴会で「(中国が)やろうとしていることの代償は高くつくと中国に知らしめるために、オーストラリアと日本に配備予定のイージス・システムに加え、攻撃兵器に予算をつけるよう議会に求めた」ということに注目しなければならないだろう。
すなわち、「中距離弾道ミサイルの日本配備」を求めているということだ。
前述したように米露間にはINF廃棄条約があったため、中国軍が中距離弾道ミサイルを1250発以上保有しているのに対し、米軍は全く持っていなかった。そこでトランプ元大統領はINF廃棄条約から脱退し(2019年8月2日)、アメリカも自由に製造することができるようにして、ポストINFを配備してくれる国を探していた。韓国の文在寅大統領は習近平に忖度して断ったが、オーストラリアの首相は親中派のターンブル氏から嫌中派のモリソン首相に替わったので、候補地としてはオーストラリアと日本ということになる。
6年以内に中国が台湾を武力攻撃すると言ったのは、日本には尖閣諸島があり、すぐさま影響を受けるだろうことを示唆したものだ。日本が自国を守りたければ、矢面に立つ覚悟を持てという意味で、「米軍は中国軍より弱い」と誇張して、本気で「中国軍に脅威を感じている」と日本にシグナルを発する。
もっとも、米軍全体の軍事力は中国軍より強かったとしても、第一列島線の戦闘において中国は、いざとなれば全ての軍事力(中国人民解放軍200万人以上)を投入することができるのに対して、有事の時にアメリカが投入できる軍隊は30万人にも満たない。それも在日米軍や在韓米軍および第七艦隊も含めてのことだ。これは全米軍の20%程度で、中国が100%の兵力を使えることと、中国には航空母艦からでなく「陸地にあるミサイル全てを使うことができる」というメリットがあることを考えれば、たしかに米軍は弱いことになる。
となればなおさら、日本には以下のようなことが求められていることになる。
(1)ポストINFとして中距離弾道ミサイルを日本に配備すること。
(2)憲法を改正して日本が軍隊を持つこと。
(3)在日米軍の経費を日本が増額すること。
(4)何よりも残り80%の米軍に代わって日本が矢面で戦う覚悟を持つこと。
日本にとっては実に厳しい現実が目の前に横たわっている。
◆中国が台湾を武力攻撃するのは、どういう場合か?
それでは、中国は本気で台湾を武力攻撃するだろうか?(略)
台湾政府が独立を叫ばない限り、中国が積極的に武力攻撃することはない。(略)