0001雷 ★2021/06/18(金) 20:33:58.55ID:qu0p9p8b9
6月10日に中国の海軍医科大学の研究者たちにより『bioRxiv』に掲載された論文によれば、メスマウスと皮膚を縫い合わされたオスマウスに、子宮を移植して妊娠させた結果、健康な子マウスの出産に成功したとのこと。
哺乳類のオスが正常な子どもの妊娠・出産に成功したのは、世界ではじめてです。
目次
メスと体を縫い合わされ子宮移植を受けたオスマウスが出産成功!
オスが健康な子マウスを産んだ
オスの子宮の中には異常な胎児も存在した
命と性の操作には批判もある
メスと体を縫い合わされ子宮移植を受けたオスマウスが出産成功!
世界ではじめて哺乳類のオスによる妊娠出産が成功した
世界ではじめて哺乳類のオスによる妊娠出産が成功した / Credit:Canva . ナゾロジー編集部
オスの妊娠は自然界でも非常にまれな現象ですが、全く無いわけではありません。
特に魚類においては交尾の直前で性別が変わる種が知られているほか、タツノオトシゴが属するヨウジウオ科のように、体内に「オスの子宮」を持つ種も知られています。
一方で、哺乳類においてはオスの妊娠・出産が自然界で行われている例は存在しません。
そのためこれまでの科学において、哺乳類のオスの妊娠能力については「ない」と判断されてきました。
しかし中国の海軍医科大学の研究者たちはこの事実に納得していませんでした。
研究者たちは、哺乳類のオスであっても、外部からの支援があれば妊娠状態を維持し、胎児を育成できると考えていたのです。
問題は、その支援方法でした。
近年のマウスを用いた研究によって、オスの体内に移植した受精卵が短期間ならば生存・成長することが示されていますが、胎児の段階を経て出産に至るには栄養供給の専門臓器である胎盤を伴った「子宮」が必要です。
しかし単に、オスに子宮を移植して受精卵を注ぐだけでは不十分でした。
妊娠を維持して出産までこぎつけるには、オスにはない、メスの体の様々な血中ホルモンの働き(外部支援)が必要になるからです。
そこで今回、研究者たちはオスに対する外部支援の方法として、妊娠中のメスの体そのものを用いることにしました。
(略)
https://nazology.net/archives/91329
https://nazology.net/wp-content/uploads/2021/06/8896cb754fdd19034f2e8f86ca84253f.jpg
哺乳類のオスが正常な子どもの妊娠・出産に成功したのは、世界ではじめてです。
目次
メスと体を縫い合わされ子宮移植を受けたオスマウスが出産成功!
オスが健康な子マウスを産んだ
オスの子宮の中には異常な胎児も存在した
命と性の操作には批判もある
メスと体を縫い合わされ子宮移植を受けたオスマウスが出産成功!
世界ではじめて哺乳類のオスによる妊娠出産が成功した
世界ではじめて哺乳類のオスによる妊娠出産が成功した / Credit:Canva . ナゾロジー編集部
オスの妊娠は自然界でも非常にまれな現象ですが、全く無いわけではありません。
特に魚類においては交尾の直前で性別が変わる種が知られているほか、タツノオトシゴが属するヨウジウオ科のように、体内に「オスの子宮」を持つ種も知られています。
一方で、哺乳類においてはオスの妊娠・出産が自然界で行われている例は存在しません。
そのためこれまでの科学において、哺乳類のオスの妊娠能力については「ない」と判断されてきました。
しかし中国の海軍医科大学の研究者たちはこの事実に納得していませんでした。
研究者たちは、哺乳類のオスであっても、外部からの支援があれば妊娠状態を維持し、胎児を育成できると考えていたのです。
問題は、その支援方法でした。
近年のマウスを用いた研究によって、オスの体内に移植した受精卵が短期間ならば生存・成長することが示されていますが、胎児の段階を経て出産に至るには栄養供給の専門臓器である胎盤を伴った「子宮」が必要です。
しかし単に、オスに子宮を移植して受精卵を注ぐだけでは不十分でした。
妊娠を維持して出産までこぎつけるには、オスにはない、メスの体の様々な血中ホルモンの働き(外部支援)が必要になるからです。
そこで今回、研究者たちはオスに対する外部支援の方法として、妊娠中のメスの体そのものを用いることにしました。
(略)
https://nazology.net/archives/91329
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