0001朝一から閉店までφ ★2022/02/21(月) 07:01:05.19ID:c5NWKeXR9
20日 9時00分
非資源国の日本。しかし、私たちの身の回りには、実は多くの資源が眠っています。私たちはどのように「リサイクル」「リユース」と向き合えば良いのでしょうか。
■「コンビニでのスマホ回収実証事業」客が殺到で中止に
今月、伊藤忠商事が、携帯電話端末をグループ会社であるファミリーマートで回収するという実証事業を行いました。東京都内のファミリーマート25店舗で、家庭で使用されていないスマホ・タブレット・ガラケーを持参すれば、その場で1000円分のクーポンがもらえるサービスで、伊藤忠商事は実証事業を行ったうえで全国展開を視野に検討していました。
しかし、反響が大きく、店舗に多くの問い合わせが殺到したことから、9日に実証事業の開始を発表してからわずか4日で回収を中止、その後、実証事業の終了が発表されました。
■眠っている“お宝”の可能性
伊藤忠商事は、家庭で使用されていない携帯電話端末を、「トレジャー(お宝)端末」と銘打ち、担当者も「不要品を地球にとって人にとってのお宝に変えていきたい」と話していました。
スマートフォンには金・銀・レアメタルなど、希少価値が高い金属が多く使われているため、家庭に眠らせておくより「リユース」「リサイクル」することで、貴重な資源を無駄なく使うことができます。関西大学の宮本勝浩名誉教授は、使用されなくなったスマホ・携帯電話など「埋蔵携帯」の価値を調べていて、2015年の調査では1兆6489億円だったのに対し、2021年の調査では2兆9931億円に急増し、国内の埋蔵携帯の価値は3兆円規模になっています。
急速にふくれあがっている「埋蔵携帯」の価値、さらに、リユース・リサイクルをする事で採掘・精製過程で生み出される二酸化炭素の量も減らすことができるため、埋蔵携帯の発掘は「環境に配慮した経済活動」として注目されているのです。
今回の実証事業は中止となってしまいましたが、『店舗オペレーションに支障を来すほど問い合わせが相次いだ』という事実からは、「数多くのお宝が、まだまだ眠っているのでは」と感じさせられます。
■メダルも小型家電から作られた!
東京2020オリンピック・パラリンピックでは「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」と題して、オリンピック・パラリンピックのメダルでは初めて、回収した小型家電からメダルが作られました。
回収された小型家電から取り出された、金32キロ・銀3500キロ・銅2200キロから約5000個のメダルが作られ、現在でも環境省は「アフターメダルプロジェクト」と題して小型家電の回収を行っています。
■「都市鉱山」発想者は手塚治虫氏
東京2020で注目された「都市鉱山」。1988年に東北大学の南條道夫教授らによって提唱されたリサイクル概念で、様々な製品・設備に使われている金属を資源とみなして、有効活用していこうというものです。
この「都市鉱山」のさきがけ的な発想をしていたのは、伝説の漫画家、手塚治虫さんだとも言われています。1960年代に書かれた「鉄腕アトム」の続編、「アトム今昔物語」の中でも『日本中のクズとゴミを集めて都市をつくる計画を20年かけて実現した』という実業家も登場していて、手塚さんの発想力、想像力はやはりすごかったという事を半世紀以上経っても感じさせられます。
■世界有数の「都市鉱山国・日本」
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6003717.html
非資源国の日本。しかし、私たちの身の回りには、実は多くの資源が眠っています。私たちはどのように「リサイクル」「リユース」と向き合えば良いのでしょうか。
■「コンビニでのスマホ回収実証事業」客が殺到で中止に
今月、伊藤忠商事が、携帯電話端末をグループ会社であるファミリーマートで回収するという実証事業を行いました。東京都内のファミリーマート25店舗で、家庭で使用されていないスマホ・タブレット・ガラケーを持参すれば、その場で1000円分のクーポンがもらえるサービスで、伊藤忠商事は実証事業を行ったうえで全国展開を視野に検討していました。
しかし、反響が大きく、店舗に多くの問い合わせが殺到したことから、9日に実証事業の開始を発表してからわずか4日で回収を中止、その後、実証事業の終了が発表されました。
■眠っている“お宝”の可能性
伊藤忠商事は、家庭で使用されていない携帯電話端末を、「トレジャー(お宝)端末」と銘打ち、担当者も「不要品を地球にとって人にとってのお宝に変えていきたい」と話していました。
スマートフォンには金・銀・レアメタルなど、希少価値が高い金属が多く使われているため、家庭に眠らせておくより「リユース」「リサイクル」することで、貴重な資源を無駄なく使うことができます。関西大学の宮本勝浩名誉教授は、使用されなくなったスマホ・携帯電話など「埋蔵携帯」の価値を調べていて、2015年の調査では1兆6489億円だったのに対し、2021年の調査では2兆9931億円に急増し、国内の埋蔵携帯の価値は3兆円規模になっています。
急速にふくれあがっている「埋蔵携帯」の価値、さらに、リユース・リサイクルをする事で採掘・精製過程で生み出される二酸化炭素の量も減らすことができるため、埋蔵携帯の発掘は「環境に配慮した経済活動」として注目されているのです。
今回の実証事業は中止となってしまいましたが、『店舗オペレーションに支障を来すほど問い合わせが相次いだ』という事実からは、「数多くのお宝が、まだまだ眠っているのでは」と感じさせられます。
■メダルも小型家電から作られた!
東京2020オリンピック・パラリンピックでは「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」と題して、オリンピック・パラリンピックのメダルでは初めて、回収した小型家電からメダルが作られました。
回収された小型家電から取り出された、金32キロ・銀3500キロ・銅2200キロから約5000個のメダルが作られ、現在でも環境省は「アフターメダルプロジェクト」と題して小型家電の回収を行っています。
■「都市鉱山」発想者は手塚治虫氏
東京2020で注目された「都市鉱山」。1988年に東北大学の南條道夫教授らによって提唱されたリサイクル概念で、様々な製品・設備に使われている金属を資源とみなして、有効活用していこうというものです。
この「都市鉱山」のさきがけ的な発想をしていたのは、伝説の漫画家、手塚治虫さんだとも言われています。1960年代に書かれた「鉄腕アトム」の続編、「アトム今昔物語」の中でも『日本中のクズとゴミを集めて都市をつくる計画を20年かけて実現した』という実業家も登場していて、手塚さんの発想力、想像力はやはりすごかったという事を半世紀以上経っても感じさせられます。
■世界有数の「都市鉱山国・日本」
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6003717.html