https://news.yahoo.co.jp/articles/40ee34049cd7947eae4032ae8d1211ae7113296c
約3億3千万年前のタコの祖先の化石が米国で発見された。
吸盤を持つ腕を発達させたコウモリダコやタコの仲間の新種で、タコの起源に迫る発見だという。
論文の投稿時に就任したバイデン大統領の名前にちなみ、「シリプシモポディ・バイデニ(Syllipsimopodi bideni)」と命名された。
米自然史博物館などが8日、科学誌ネイチャーコミュニケーションズに論文を発表した。
体が柔らいタコの仲間は、殻をもつオウムガイのような例外を除き、化石になることが珍しい。
モンタナ州で見つかった化石(全長約12センチ)は保存状態がよく、イカのように10本の腕を持ち、細長い形だった。
腕を調べると直径0・3〜0・6ミリの吸盤が多数残っていた。
イカの吸盤はタコと異なり、根元が柄のように細くなっているのが特徴だが、この化石では柄は見られなかった。
こうした特徴や年代測定から、化石は約3億3千万年〜3億2千万年前の石炭紀のタコの仲間とみられる。
これまで最も古いコウモリダコやタコの仲間の化石は、約2億4千万年前の三畳紀のもので、8千万年以上さかのぼるという。
約3億3千万年前のタコの祖先の化石が米国で発見された。
吸盤を持つ腕を発達させたコウモリダコやタコの仲間の新種で、タコの起源に迫る発見だという。
論文の投稿時に就任したバイデン大統領の名前にちなみ、「シリプシモポディ・バイデニ(Syllipsimopodi bideni)」と命名された。
米自然史博物館などが8日、科学誌ネイチャーコミュニケーションズに論文を発表した。
体が柔らいタコの仲間は、殻をもつオウムガイのような例外を除き、化石になることが珍しい。
モンタナ州で見つかった化石(全長約12センチ)は保存状態がよく、イカのように10本の腕を持ち、細長い形だった。
腕を調べると直径0・3〜0・6ミリの吸盤が多数残っていた。
イカの吸盤はタコと異なり、根元が柄のように細くなっているのが特徴だが、この化石では柄は見られなかった。
こうした特徴や年代測定から、化石は約3億3千万年〜3億2千万年前の石炭紀のタコの仲間とみられる。
これまで最も古いコウモリダコやタコの仲間の化石は、約2億4千万年前の三畳紀のもので、8千万年以上さかのぼるという。