宮城県は7日、建設残土の捨て場で盛り土に亀裂が見つかり、崩落や流出の恐れがあるとして、仙台市泉区の業者「ニューワールドビルメン」に、森林法に基づき盛り土の復旧命令などを出した。
県自然保護課によると、同社が同区内で林地を開発して捨て場を造成していた5ヘクタールのうち昨年6月、北中山2丁目の盛り土で亀裂が複数発見されたと報告があった。県は復旧対策の早期実施を指導し、同社は応急対策を行ったが、抜本的な復旧対策を講じていなかったという。
残土受け入れ中止も
県は今月30日までに着工し、来年10月31日までの完工を求めた。復旧が完了するまで、残土受け入れの中止命令も出した。
静岡県熱海市で昨年7月に大規模土石流が発生したのを受け、宮城県は同9~12月、県内の盛り土395カ所を緊急点検。今回復旧命令を出した盛り土は、湧水が確認されたり、届け出内容と現地が違ったりするなど問題が見つかった7カ所のうちの1カ所だった。
河北新報 2022年11月7日 20:30
https://kahoku.news/articles/20221107khn000036.html
県自然保護課によると、同社が同区内で林地を開発して捨て場を造成していた5ヘクタールのうち昨年6月、北中山2丁目の盛り土で亀裂が複数発見されたと報告があった。県は復旧対策の早期実施を指導し、同社は応急対策を行ったが、抜本的な復旧対策を講じていなかったという。
残土受け入れ中止も
県は今月30日までに着工し、来年10月31日までの完工を求めた。復旧が完了するまで、残土受け入れの中止命令も出した。
静岡県熱海市で昨年7月に大規模土石流が発生したのを受け、宮城県は同9~12月、県内の盛り土395カ所を緊急点検。今回復旧命令を出した盛り土は、湧水が確認されたり、届け出内容と現地が違ったりするなど問題が見つかった7カ所のうちの1カ所だった。
河北新報 2022年11月7日 20:30
https://kahoku.news/articles/20221107khn000036.html