「離乳食」という極めてターゲットの絞られたレシピ本が、異例の大ヒットとなっている。年間77万人しか子どもが生まれない時代に、発行1年半で16万部を突破。年内には第2弾が発売されることが決まった。
レシピ本は、2022年4月に出版された「うたまるごはんのかんたんフリージング離乳食・幼児食」(Gakken)。著者の「うたまるごはん」さんが、娘のために作っていた約200のレシピが収録されている。
栄養やおいしさはもちろんのこと、「親の生活」が大事にされているのが大きな特徴だ。例えば、週1回の調理で7日分の献立をまとめて作って冷凍する方法を載せた。毎食、電子レンジで解凍するだけでいい。1食あたりでは少量ずつしか使わない食材も、1週間分なので使い切れる。
年内発売予定の第2弾では、離乳食の終わった1歳半以降の子どもとの食事を紹介している。
次のポイントは「とりわけ」。例えば煮込みハンバーグなら、子ども用と大人用で二つの鍋で作るのではなく、子ども用を取り分けた後で、味付けを加えて大人用にする。これだけで鍋一つの洗い物が減る。
そんな「親思い」の小さな工夫があちこちに隠れた一冊になっている。(渡辺芳枝)
朝日新聞 2023年10月21日 8時00分
https://www.asahi.com/articles/ASRBK4RS0RBDOXIE03M.html
レシピ本は、2022年4月に出版された「うたまるごはんのかんたんフリージング離乳食・幼児食」(Gakken)。著者の「うたまるごはん」さんが、娘のために作っていた約200のレシピが収録されている。
栄養やおいしさはもちろんのこと、「親の生活」が大事にされているのが大きな特徴だ。例えば、週1回の調理で7日分の献立をまとめて作って冷凍する方法を載せた。毎食、電子レンジで解凍するだけでいい。1食あたりでは少量ずつしか使わない食材も、1週間分なので使い切れる。
年内発売予定の第2弾では、離乳食の終わった1歳半以降の子どもとの食事を紹介している。
次のポイントは「とりわけ」。例えば煮込みハンバーグなら、子ども用と大人用で二つの鍋で作るのではなく、子ども用を取り分けた後で、味付けを加えて大人用にする。これだけで鍋一つの洗い物が減る。
そんな「親思い」の小さな工夫があちこちに隠れた一冊になっている。(渡辺芳枝)
朝日新聞 2023年10月21日 8時00分
https://www.asahi.com/articles/ASRBK4RS0RBDOXIE03M.html