ソニーの18年3月期、純利益6.5倍に上振れ 金融や音楽が好調
2018/2/2 15:45
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL02HG5_S8A200C1000000/

 ソニーは2日、2018年3月期の連結純利益(米国会計基準)が前期比6.5倍の4800億円になりそうだと発表した。従来予想の3800億円から上方修正した。金融や音楽分野が好調に推移する。市場予想平均のQUICKコンセンサス(1月24日、19社)の3931億円を上回る。
 売上高は12%増の8兆5000億円と従来予想を維持した。ゲームやモバイル分野で減収となるが、金融や音楽分野での増収が補う。ただ、構造改革や市況の改善などにより複数の分野で採算が改善。営業利益は2.5倍の7200億円に伸びる。従来予想(6300億円)の時点で20年ぶりの最高益を見込んでいたが、一段と上振れる見通しだ。
 同時に発表した17年4〜12月期の連結決算は、売上高が前年同期比16%増の6兆5929億円、営業利益が3.7倍の7126億円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕