糊口を凌ぐための世知が足りなかった不器用な人だが、人生の最期にこうして焼身自殺するまでは、
別に周囲の人にとてつもない迷惑をかけて顰蹙を買っていたわけでも、恨み言をぶつけて周囲を
辟易させていたわけでもなかった。

そこまで悪し様に、彼の人格を責めるのはちと気の毒な気が。