国税局査察部

一般に日本の租税巨額脱税者に対する犯則調査を行う。

映画やドラマ等で、一般的に「マルサ」と言われる人達が所属している部署。
検察庁に刑事告訴を目的とした部署である。別名「経済警察」と呼ばれている。
査察部の組織は大きく分けて二通り、情報部門・実施部門に分かれている。

情報部門
査察部の中枢である。別名ナサケ、「情報」の情の字から。情報部門は嫌疑者
(脱税者)の内偵調査が主な活動で、嫌疑関係者などの身辺調査を行う部署で
あり、捜索担当(実施部門)に引き継ぐのが主な役目である。査察部の組織上
、内偵班の身元を明かすことはない。
実施部門
査察部の花形部署である。別名ミノリ、「実施」の実の字から、実施部門は
情報部門が収集した嫌疑者の自宅や関係者宅など、嫌疑関係者全ての家宅捜索
を行う。裁判所からの捜索差押令状を請求し、強制捜索を行う。

令状の効力は一日のみのため、早朝から実施する。押収科目は現金・通帳・
有価証券・株券などの脱税証拠や裏帳簿、印鑑などの経理書類の押収を目的
とし、嫌疑者に追徴課税や延滞金などの支払い勧告、刑事告訴を進める部署
である。家宅捜索のほかに嫌疑者への取り調べや他の行政機関の出張や他の
機関からの出向者は実施部門に集まる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%BB%E5%AF%9F%E9%83%A8