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ちゃんと全文転載しろ 転載してない所まで誰も読みに行かないんだから

「オタクはもちろん、ゲーセンだって叩かれた時代はありました。なんでもそうです」
「日野さんね、パチンコしない人は仕方ないですよ。そりゃいろいろ言ってきます」
「関係ない人は仕方ないんです。こちらとしてもお客様でないならスルーするしかありません。打たない人はいくらでも言えますし」
 私は西口さんの言葉に「砂漠のインド人は魚を食わぬことを誓う」というゲーテの格言のことを話した。
「そう、それです。自分がしないわけですから、パチンコなんかどうなってもいいでしょう。
なんでもそうです、人それぞれ、優先順位は違います」

命をとるか経済をとるか、4月の段階では危機的状況が叫ばれた。国外、とくにアメリカやEUの悲劇が伝えられると、
自粛の嵐が頂点に達したことは記憶に新しい。匿名で自粛せずに営業を続ける飲食店や小売店、
遊興施設などを攻撃する自粛警察と呼ばれる人々がネットにもリアルにも跋扈した。

「だから気にしてないんです。遊協(※パチンコホールが加盟する遊技協同組合のこと。
都道府県を中心とした地域ごとにあり、全国のパチンコホール組合の協同組合連合会を束ねる全国組織もある)
だって無理強いはできないし、非加盟店はなおさら、強制的に営業をやめさせたら憲法違反ですからね」
「日本は韓国と違い新型コロナウイルスの対応に失敗したんだから。その不満のはけ口が私たちに来るのは当然です。
どういう風に見られているかはわかってます。でも、私たちは私たちのお客様の打ちたい思いに応えるだけです。
エンタメはそれでいいんです。私たちは負けませんよ」